【社会】オンラインカジノで遊びたい未成年のためにPayPayと暗号資産を交換　資金決済法違反で高校生を書類送検

　無登録で暗号資産の交換業務をしたとして、警視庁は4日、男子高校生（18）=宮崎県都城市=を資金決済法違反の疑いで書類送検し、発表した。警視庁は、少年が海外のオンラインカジノで遊びたい未成年らを対象に、本人確認を経ずに遊べる方法として交換を繰り返したとみている。　サイバー犯罪対策課によると、少年は登録を受けずに業として2023年7～9月、別の10代の男子高校生ら3人に計6回、コード決済「PayPay（ペイペイ）」の残高と、暗号資産「ライトコイン（LTC）」を交換した疑いがある。容疑を認めているという。

少年はX（旧ツイッター）上で、ペイペイとLTCの交換ができると募り、約1割の手数料を得て交換していたという。

少年が対象とした中には、「Stake（ステーク）」というオンラインカジノサイトで遊ぶ未成年が複数含まれていたという。同サイトでは、賭け金に暗号資産が使われているが、暗号資産のアカウント作成には原則、本人確認が必要で、本来は未成年が遊ぶことはできなかった。

少年の客は少なくとも30人おり、うち20人は16～19歳だった。少年は22年9月～23年10月、手数料で約300万円相当を得たと同課はみている。

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