その損傷具合から、犯人と被害者の間には相当なトラブルがあったと読み取れる。那須の山中、焼け焦げた姿で発見された二つの遺体。身元が判明した宝島龍太郎さん(55)は、近年、事業を巡り、トラブル続きの日々を送っていたという。<中略>この通りは“宝島ロード”と呼ばれていた宝島さんは飲食店業を主とする、二つの会社の代表取締役を務めていた。うち1社は、上野・アメ横付近を中心に焼肉屋や居酒屋など14店舗を展開し、他にも不動産売買や中国・韓国製の衣料雑貨および食品の輸入販売も行うなど、手広く事業を手がけている。本人の自宅も千代田区内のタワマンの一室で、金回りが良かったことが推察されるのだ。
「この界隈で彼は“有名人”でした」
とは、その上野・アメ横近くで飲食店を営む、さる店主である。
「何店舗も展開していたから、この通りは“宝島ロード”なんて言われていた。コロナの時期はみんな店を閉めていたでしょ。でも、彼の店だけはオープンしていて、逆にコロナで撤退した店舗の後に入居し、新規出店したりしていたほど」
「とにかく話が通じない人」
商魂たくましいともいえるが、これでは近隣とうまくいきそうにない。宝島さん経営の焼肉店を上階に持つショップの関係者いわく、
「昨年でしたか、宝島さんの店が火事を出したことがありました。消防が来て鎮火したそうなんですが、うちの品がビショビショになってしまったんですよ。売り物にならず、数十万円の損害が出た。でも、謝罪どころか説明もありませんでした」
「チンピラを従え、スタッフに中国語で怒鳴り…」「看板を壊された」 那須焼死体事件、被害者夫妻が抱えていた多すぎるトラブル
5/1(水) 6:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/21079c8dc298622fa8ac26863fe84b47df3958c3
引用元: ・上野焼死体事件、被害者夫妻は人格者として知られる地元の名士だった。近隣住民「あんな良い人がなぜ」 [454228327]
それでもこの関係者は抗議に行こうとはしな かった。「以前から彼には迷惑をかけられていたんです。うちの店の看板が見えなくなるような位置に看板を立てたり、階段の踊り場で炭火を使うものだから、店に火の粉が降ってきたりも。店長に言ってもらちが明かないので、不動産屋に仲介してもらい、本人に会いに行きました。すると開口一番“なんで来るんだ!”と。用事があるとか言って、すぐに帰ってしまいましたよ。不動産屋も“ああいう人だから諦めましょう”と。とにかく話が通じない人でしたね」チンピラを従え…この逸話だけでもなかなかのものだが、近所を回れば同様の話は盛りだくさん。そしてご本人よりも聞こえてくるのは、妻の“評判”であった。
「ブランド物っぽい派手な服装をしていました。顔も怖い。で、夜になると道に立って、店の従業員を監視していましたね。横にはチンピラ風の若い男を従えていましたよ」(別の近所の飲食店店主)
「毎夜、店の見回りに来ていました。で、スタッフやバイトにぎゃあぎゃあ怒鳴るんです。“暇なら呼び込みをしろ”なんてね。時々は中国語らしき言葉も交じっていましたね」(飲食店の従業員)
そしてこの妻と近所の店がトラブルになり、訴訟にまで発展していたというから穏やかではない。
「数年前、宝島さんのホルモン焼屋の近くに、うちが店をオープンさせたんです」
と振り返るのは、さる焼肉店のオーナー。
「それで向こうの店の売り上げが落ちちゃったんですよね。奥さんから“すべてあなたのせいよ”と言われて。それからけんかを吹っ掛けられるようになりました。例えば、向こうの看板でうちの店の看板をぶっ壊したり……」