【静岡】アカウント乗っ取りポイント詐取か　　１７歳の少年を逮捕　400万円だまし取る

　オンラインゲームのアイテムなどを利用者どうしで売買する「ＲＭＴ＝リアル・マネー・トレード」の専用サイトで、ほかの利用者のアカウントを乗っ取り、ポイントをだまし取ったとして、１７歳の少年が逮捕されました。
警視庁はこれまでにおよそ４００万円分をだまし取ったとみて調べています。逮捕されたのは、静岡県浜松市の会社員で、当時高校２年生だった１７歳の少年です。
警視庁によりますと去年１２月、オンラインゲームのアイテムなどを利用者どうしで売買する「ＲＭＴ＝リアル・マネー・トレード」の専用サイトで、ほかの利用者のアカウントを乗っ取り、およそ１万円分のポイントをだまし取ったとして、不正アクセス禁止法違反などの疑いがもたれています。
売買を装ってやりとりをしていた利用者からコンピューターウイルスを使ってパスワードなどの情報を盗み、アカウントを乗っ取ったうえで自分のアカウントにポイントを移していたということです。
同じ手口でおととしからの１年余りで１００人以上からおよそ４００万円分をだまし取ったとみられています。
だまし取ったポイントはＳＮＳで知り合った人物を介して暗号資産などに換えていたということです。
調べに対し、「ゲーム仲間からやり方を教わり、自分でコンピューターウイルスを作った」などと容疑を認めているということです。
ＲＭＴをめぐっては、取り引きを装ってポイントをだまし取る手口が相次いでいるとして警視庁が注意を呼びかけています。

「ＲＭＴ＝リアルマネートレード」は、オンラインゲームのアイテムやキャラクターなど仮想空間の品を現実のお金で売買する行為です。
オンラインゲームの市場拡大とともに増えていて、ＳＮＳを使った個人間での取り引きのほか、取り引きの専用サイトも複数開設されています。
なかには「引退アカウント」などとしてアカウントそのものが出品されるケースもあり、キャラクターやレアアイテムなどを引き継いで有利な状態でゲームを始められることから、専用サイトでは１００万円以上の高値で取り引きされることもあります。
その一方でトラブルに巻き込まれるケースも確認されています。
警視庁によりますと今回の事件でポイントをだまし取られたのは中学生で、ほかにも複数の未成年の利用者が被害に遭っているとみられるということです。
また、国民生活センターには「専用サイトを通じてアカウントを購入したが正常に利用できなかった」とか、「ＳＮＳで人を介してアカウントを売ろうとしたら金を受け取る前に連絡が取れなくなった」といった相談が寄せられているということです。
こうした取り引きは法律で規制はされていませんが、多くのゲーム事業者では犯罪などのトラブルにつながるおそれがあるなどとして利用規約などで禁止しています。
国民生活センターは「ゲーム事業者が取り引きを禁止をしているのでトラブルに巻き込まれても支援を行うことは難しい状況だ。違法とは言えない行為だが、取り引きを行うかどうかは慎重に考えてほしい」としています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240604/1000105196.html

＞売買を装ってやりとりをしていた利用者からコンピューターウイルスを使ってパスワードなどの情報を盗み、
＞アカウントを乗っ取ったうえで自分のアカウントにポイントを移していたということです。ＲＭＴやってるのに騙される方もどうにかしてね