’21年、東京五輪のスケートボード部門で解説をした際、「ゴン攻め」や「ビッタビタ」などの独特な言葉遣いが話題を集めた瀬尻氏。この二つの言葉は当時、流行語大賞トップテンにも選出された。そんな瀬尻氏はパリ五輪でも解説を担当することに。そして、今回も“瀬尻節”が炸裂した。
例えば白井空良選手(22)がラン1回目、残り2秒というタイミングで手すりに乗る技を決めたところ、瀬尻氏は「お~! やば~。イェー!」「乗ったっすね~、半端ねぇ~」と嬉しそうに漏らした。さらに決勝の終盤、堀米雄斗選手(25)が手すりに乗る技を見せた際には、「うぉ~! かっこええ~。やーば~」と嘆息。「やーっぱ、雄斗のここぞってときのメイクする力が、半端ないっすよねぇ」といい、「いやぁ、やっぱ持ってんだなぁ。すげぇ」と感心した。
「やば~」「半端ねぇ」と、スローテンポで話す瀬尻氏。独特の“ゆるさ”がある解説に対しては、《この方の解説は選手にとてもリスペクトを感じて聞いていて気持ちがいい》《瀬尻氏のワード一つ一つで、その競技ルールが分からない素人にも凄さや感動も伝わって来る》《瀬尻さんの言葉や表現は臨場感を与えてくれてとても面白いです》と絶賛の声があがっている。しかしネットの一部ではこんな声も……。
《この人の解説「やばぁ」「すげぇ」「半端ねぇ」しか耳に残らない》
《脱力系の「やばー」って、絶叫と同じくらい聞いてて邪魔な感じ。静かにつぶやいても「うるさい」と思う事あるんだなと思った》
《「やばぁ、すげぇ」解説と云うより、感想じゃないの?!》
《ちゃんとした日本語を使ったほうが良いです なんですか?やばぁって》
混戦模様を表現するために「地獄ヒート」という造語も飛び出した瀬尻氏。先述のように「解説には不適切」という批判もあるが、こういった声は“お門違い”といえるだろう。
東京五輪に続いてパリ五輪と、二大会連続で解説に起用されており、実は起用する側も“瀬尻節”は了承している様子。倉田アナは’21年12月、「Number Web」のインタビューでこう明かしている。
《お互い話をしていく中で、瀬尻さんに「どうっすか、オレ?」って聞かれたんです。そこで、「解説では『どうっすか』というのは『どうですか?』のほうがいいし、『いいっすね』も『いいですね』のほうがいいかもしれませんね」と伝えました。
すると瀬尻さんは「でもオレ、それを意識しちゃうと喋れないっすよね」と。「ですよね」となって、もうそのまま行きましょうとなりました》
またお笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の吉田敬(51)が30日、『旬感LIVE とれたてっ!』(関西テレビ)で「瀬尻さんが『あー、ヤバ』とか言ったら、これは高得点出るぞってなるし、スケボー年齢2才くらいのぼくにはちょうどいいんです」「詳しい解説をされるときはしっかりされる」と語るなど、瀬尻氏の解説のファンも多い。
「スケートボードが五輪種目に選ばれて今回で2回目。競技に馴染みのない視聴者も多く、だからこそ瀬尻さんのフランクな解説で競技が楽しめるというひとも多いのです。起用する側にとっても見る側にとっても、瀬尻さんの解説は好評と言えるでしょう」(スポーツ紙記者)
“瀬尻節”はもはや、スケートボードのテッパンかもしれない。
https://jisin.jp/sport/2355655/
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引用元: ・【パリ五輪】「ちゃんとした日本語を使ったほうが良い」スケボー・瀬尻氏の「やばぁ」解説に一部から批判も“お門違い”なワケ [ネギうどん★]
何がどうヤバいのか説明できないのは致命的だ