新型エムポックス「1b」を初検出、致死率4%の変異株

タイ疾病管理局によれば、66歳の患者は検査の結果、mpox Clade 1bに感染していることが確認された。

「我々は患者と密接に接触した43人を監視しており、今のところ症状は出ていないが、21日間は監視を続けなければならない」と同局は述べた。

また、42カ国を “リスク国 “とし、タイに渡航する者は、到着時に登録し、検査を受けなければならない、と同局は付け加えた。

アフリカでは、7月以降、コンゴ民主共和国、ブルンジ、ケニア、ルワンダ、ウガンダで集団感染が報告されている。

スウェーデンでは8月初めに、より感染力の強い変異型の最初の患者が確認され、アルゼンチンでは、船上でmpoxの疑いがある患者が発生したため、貨物船を検疫した。

この病気は、感染した動物によって媒介されるウイルスによって引き起こされるが、密接な身体的接触によってヒトからヒトへと感染する。 発熱、筋肉痛、大きな腫れ物のような皮膚病変を引き起こす。

天然痘は何十年も前から知られていたが、より致死率が高く、感染力の強い新型株（クレード1bと呼ばれる）が最近の感染者急増の原動力となっている。

しかし、タイ疾病管理局は、mpoxは接触感染であるためコロナよりも急速に広がる可能性は低いだろうと述べた。