MINKABU 2024/10/02
https://mag.minkabu.jp/politics-economy/28471/
総裁選が終わり、新総裁に選ばれた石破茂氏は10月9日に衆議院を解散し、衆議院選挙を「10月15日公示、27日投開票」という日程で実施する意向を固めた。
もともと解散権の濫用について自民党党内から批判的立場だったのにも関わらず、態度を豹変させたことに与野党・国民からは失望の声が大きい。
そんな中で注目されるのが総裁選の決選投票で石破氏に破れた高石早苗氏の動向である。
作家で元プレジデント誌編集長の小倉健一氏が解説するーー。
目次
1.安倍は国賊大臣、10年間国会で発言なし
2.マルクス主義を否定しない石破茂
3.人々が働く意欲を失い、社会全体が貧困化する道
4.「地方創生」と称し、過疎地域に大量の資金をばら撒いた結果
5.高市にオファーされた総務会長ポスト、あまりに物足りない
6.石破首相の政権運営がどこまで持ちこたえるのか
7.議席を2世、3世、4世にバトンタッチすることが仕事の全て
8.頼りになるのは、高市氏だ
【中略】
石破内閣の人事で、特に注目すべきは、村上誠一郎氏の総務大臣への起用である。
村上氏は、2022年に朝日新聞の取材に応じた際に、「財政、金融、外交をぼろぼろにし
官僚機構まで壊し、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に選挙まで手伝わせた。私から見れば国賊だ」とまで発言した人物である。
この村上氏が国会でどのような質疑をしているのか調べたところ、2013年(平成25年)4月以降、国会で一切の発言をしていないことが判明した。
この10年以上の間で
村上氏が安倍元首相批判以外に何をしていたのか、その活動内容は全く不明である。
このような人物が総務大臣に起用されたことに、疑問の声が上がるのも無理はないだろう。
【中略】
●マルクス主義を否定しない石破茂
例えば、サンデー毎日(2021年9月26日号)では、マルクス研究者である斉藤幸平氏と「画期的な対談」(サンデー毎日談)が実現している。少し紹介してみよう。
・斎藤幸平
マルクスというと嫌がる人もいる。心強いのは、石破先生はこうやって私とも話してくださり、どういう言葉であれば、より広く国民に私が提起した問題が伝わるか、考えていただいている。
・石破茂
最近石破はマルクスに取りつかれているとの噂だ、と同僚から忠告された(笑い)。
それはそれとして、資本主義が誤作動を起こしたわけではない、という事実を直視すべきだ。
資本主義自体は機能してきた、その結果として資源を食いつぶし、格差と分断を拡大してきた。
この対話を見ても、石破氏がマルクス主義に対してある種の興味を示し、斎藤幸平氏の提起する問題を広めるためのプロパガンダ手法を考えていることがわかる。
【中略】
●頼りになるのは高市氏だ
しかし、高市氏は絶対に石破氏や世襲議員たちとは違うはずだ。
安倍元首相を人格的に否定し、政策で否定(しながら軌道修正)し、実力主義でなく、自分の味方ばかりを重用する人事を目の前で見ていることはできないのではないだろうか。
いや、そんなことは絶対にできない人物だと私は信じている。
もし、石破首相が選挙に大勝したなら、長期政権を支えるようなことはせず、党を割って、参院選挙で徹底的に戦ってほしい。
石破首相と同じような主張をする野田佳彦氏率いる立憲民主党、創業者の口出しで崩壊寸前の維新の会よりも頼りになるのは、高市氏だ。
高市氏は鉄の信念を貫いてほしいものだ。
引用元: ・【元プレジデント誌編集長の小倉健一氏】マルクス主義を否定しない石破茂…頼りになるのは高市氏だ [おっさん友の会★]
資本論をちゃんと読み通してるかは分からんけどねw
それこそ安倍じゃあるまいし