大谷が偉大な選手であることは確かだ。だが過去の名選手と比べてどうなのか。それは野球ファンなら誰もが好む、正解のない楽しい話題だ。
大谷を1920年代から現在までに殿堂入りした主な選手たちと比較してみよう。まず、ベーブ・ルース。選ぶ理由は、ルースがそうではないと証明されるまでは史上最高の選手だから。
2人目はテッド・ウィリアムズ。40~50年代に活躍した選手で、しばしば史上最高の打者と言われる。
これらの名選手と大谷を、5つの通算成績の指標から評価する。①打率、②出塁率、③1本塁打当たりの打数、④三振1個当たりの打数、⑤1盗塁当たりの試合数。
もちろん、過去の名選手は大谷の3倍の約20年間、MLBで最高レベルのプレーを続けたことを忘れてはならない。
この指標で大谷を上回るのはルースだけだ。選手の偉大さを測る物差しは「第一線で活躍した期間の長さと通算成績」と言って差し支えないはずだが、対戦する投手にとってどれほど危険な打者であるかを正確に測るには、こちらの指標のほうが正確だろう。
一発が怖い打者という意味で、大谷の右に出る選手はほとんどいない。
しかし長打が重視され、三振が許容される現代とは異なり、ルースが11.8打数に1本の本塁打を打っていた時代は、本塁打の数自体がはるかに少なかったことは覚えておいていいだろう。
以上の5つの指標から大谷のMLBでの7年間の活躍を見ると、彼は一流の打者ではあるが、史上最も偉大な打者たちの仲間入りをするにはまだ至っていないと言えるだろう。
しかし8月28日に本拠地ドジャースタジアムで行われた試合は、大谷の面目躍如だった。大谷と愛犬デコピンの首振り人形が観客に配られ、デコピンが始球式をしたこの試合に、大谷は「1番・指名打者」で出場。
第1打席で今季42本目となる本塁打を打ったかと思えば、第2、第3打席も出塁し、それぞれ盗塁を決めて今季の盗塁数を42にした。大谷はこんな偉業を何度もやってのけている。
大谷は「偉大な打者」という言葉では表現し切れない存在なのだ。彼ほど多芸で才能にあふれ、野球のさまざまな場面で優れたプレーができる選手はいない。
多芸ぶりが抜きん出た選手という意味で、大谷と肩を並べられるのはルースだけ。そしてルースにしても、そんなプレーをしていたのはレッドソックス時代の数年間だけで、それも100年以上前の話だ。
つまり大谷と往年の名選手たちの違いは、打撃よりも第一線で活躍し続けた年数ということになる。そういう意味で大谷がルースやウィリアムズと肩を並べるには、あと5~10年は恐ろしく高いレベルで投打で活躍し、盗塁を決め続けなければならないだろう。
父が見ていたら言うだろう。大谷みたいな選手にはめったにお目にかかれないと。
※記事中の記録は日本時間9月28日正午現在
引用元: ・【元CIA工作員】大谷翔平が偉大な選手であることは確かだ、だが史上最も偉大な打者、ベーブ・ルースやテッド・ウィリアムズの仲間入りをするにはまだ至っていない
危機感を持つこと自体が変です。
時代ちがいますってだから
メジャーのルースは神、大谷さんは神に挑む形の人間
ベーブが導くから黙ってみてろ
と誰か言ってたような
現役時点で評価決めても仕方ないだろう