代表の不倫問題も、ほぼ支持率に影響しない国民民主党の“我が世の春”はいつまで続くのか。
若者の支持率が高いのが国民民主党だ。とくに「18~29歳の男女」の政党支持率は国民民主党が1位で自民党を抜いている。
さらに12月調査で目を引いたのは、国民民主結党以来、はじめて立憲民主の支持率を抜いた。
国民民主党は2018年の結党以来、玉木代表が「視力検査のようだ」と自虐的に話すほど支持率は低迷していたが、衆院選中のSNS効果、「103万円の壁」の引き上げなどを訴え、結党6年半でようやく結果が出始めた。
そうした最中の玉木代表の不倫発覚だったが政党支持率にさほど影響しておらず、「代表を続けて良い」との声が6割近くに上っている。女性でも“容認”の声が55%で変わりない。
やはり代表としての資質を問題視するより、「103万円の壁」引き上げに期待を寄せている世論が多いということかもしれない。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1602706?display=1#:~:text=%E5%9B%BD%E6%B0%91%E6%B0%91%E4%B8%BB
立憲民主党は衆院選で議席を大幅に増やし、予算委員長などの重要ポストも獲得して、「次は政権交代」と意気込むが、国民民主党ばかりが目立ち、存在感がむしろ薄くなっている印象だ。
実際に、政党支持率も先週の毎日新聞、今週のJNN(TBS系列)の世論調査で、国民民主党に抜かれて「野党第1党」の座を明け渡している。
石破政権は少数与党なので、国民民主党が求める減税策を基本的に飲まざるを得ない。すなわち立憲民主党の言うことは聞かなくてもいいということになる。
このままでは、せっかく自公が弱って、政権交代の絶好のチャンスなのに、立憲民主党は埋没してしまうのではないか。
そこで、いいことを思いついた。
立憲民主党の衆院148議席のうち小選挙区は104議席だ。やはり小選挙区では、地力のある議員が多い。地方組織も強い。今回は自民党が自爆したので、安倍晋三政権でゲタをはかせてもらって勝ってきた弱い自民党議員が負けたという構図だ。
一方、立憲民主党の比例は44議席であまり増えなかった。
つまり、立憲民主党は強い議員、優秀な議員はたくさんいるのに、党のイメージが悪いため、有権者が「政権を任せよう」と思わないということではないか。
だったら立憲民主党の議員全員が、国民民主党に移ったらどうか。立憲民主党という名前を捨てるのだ。
憲民主党は小選挙区では強い。だが、党のブランド力では今や国民民主党の方が上だ。2党が合体すれば「いいとこ取り」で相乗効果が出る。もともと同じ党なんだし。
今は自民党が191議席で、立憲民主党と国民民主党を足すと176議席。十分に逆転できる数字だ。
この話を立憲民主党の幹部に持ち掛けたら、「そういうことも考えないと政権は取れないかもしれない」と述べて否定しなかった。
だから今度、玉木さんにも会ったら聞いてみよう。でも嫌がるかもしれないな。(フジテレビ客員解説委員・平井文夫)
国民民主は前回4倍増の13% 毎日新聞世論調査
https://mainichi.jp/articles/20241124/k00/00m/010/092000c
実質的な減税策である「年収103万円の壁」引き上げを与党と協議中の国民民主党の支持率は前回の3%から4倍の13%に急伸し、立憲民主党(12%)と並んだ。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASSCC05N4SCCUTFK006M.html
他の池に全部移したところで新しい池がめちゃくちゃになるだけでは?
少なくとも暴れ回ったやつらだけはそのままにして他を移すならわかるのだが。