僕は子どものころから動物好きで、野良猫を拾ったり、友だちの家に生まれた子犬をもらってきたり、大人になってからはペットショップで購入することもよくありました。そのうちワン友ができ、保護犬を飼っている人とも出会い、乱繁殖の実態を知って生体販売の問題を考えるようになり、動物保護活動を手伝ってその奥深さを知り、気づけば自分で保護ハウスを建てていたというのがここまでの経緯です。
人のふり見てわがふり直せと言うけれど、何のぜい沢も求めず限られた世界で純粋に生きている犬猫たちを見ていると、どれだけ自分は薄汚れているんだということを思い知らされます。50も過ぎたのだから、いい加減これまでの悪行三昧を薄めていく作業に入らなければいけないわけで、それが僕の場合たまたま動物保護だったわけです。
世界的にも日本ほど犬猫の生体販売が活発な国はまれですよ。欧米などはほとんどなくなってます。向こうではペットを飼いたいと思ったら動物保護施設を訪ねるのが当たり前。僕がテレビ番組の取材で出会った家族も、子どもが率先して保護犬を飼いたいと望んでいました。そして選んだのは足に障がいのあるワンちゃん。「なぜこの子にしたの?」と聞くと、「多分誰も引き取る人がいないから」って。そういう意識の高さが子どものうちから芽生えているんです。
日本もそうあってほしいけれど、当分は無理でしょうね。だって生体販売が減るどころか一向に乱繁殖も収まらない。それが保護犬保護猫が増える大きな要因の1つであることが分かっていても、行政もなすすべがない状況です。それならせめて保護犬保護猫を安心して飼え、里親になりやすい環境であってくれたらと思うけど、それも期待薄。多様性をうたうなら、そういうところにも目を向けるべきだよね。どうもバッジを付けている先生方は動物がお好きではないようで…。
僕は愛煙家なのであえて言わせてもらうけど、こういう状況はたばこを取り巻く環境とよく似ていると思うんです。とにかく〝弱者〟は社会の隅っこへ隅っこへと追いやられ、これ以上の隅っこがどこにあるの?という感じ。自分とは異なる価値観の人を理解し受け入れるのが多様性なら、ルールやマナーをきちんと守って吸っている限りは愛煙家にももっと寛容であってほしい。保護動物も同じで、弱者に開かれた世の中が早く訪れることを望みます。
https://www.zakzak.co.jp/article/20241206-SDWT2PN6HVMWLK4RGBMIAGULOA/
引用元: ・〝弱者〟愛煙家は隅っこへ追いやられる…坂上忍、失われつつある寛容さについて語る「動物保護取り巻く環境と似ている」 [ネギうどん★]
空いてる席の灰皿でタバコ吸ってる人を見かける
家と自分の車で吸えばいいと思う。
車では窓は閉めていただきたい。
あるよ