「ワタシ、ビョーキ」元東京入管局長が語る収容の実情 ハンストで体重増、LGBT男性も(略)
福山氏によると、収容者が施設の規則や警備官の指示を無視することは珍しくない。施設内で暴れて、ものを破壊したり、職員や他の収容者らに危害を加えたりする。ふん尿で施設を汚し、多額の被害を出すこともあったという。
入管収容施設は、国内に不法滞在する外国人の身柄を拘束し、国外退去まで一時的に収容する施設。東京入管など全国に17カ所あり、24年12月時点で約540人が収容されている。
複数の収容者が寝起きする共同室と単独室には冷暖房やテレビがあり、多目的ホールには国際電話もできる公衆電話がある。もちろん施設の外に出ることはできないが、入浴や洗濯もできる一方、食事や運動など決められた日課に従って過ごし、喫煙や飲酒は禁じられている。
こうした処遇から脱しようと、「健康悪化」などを訴えて、施設への収容を一時的に解かれる仮放免を狙ったとみられる行動が後を絶たないという。
「収容者は次々と自覚症状を訴え、診察希望を繰り返す。『異常なし』との診断に『ソンナコトナイ。ワタシ、ビョーキ』と食ってかかり、医師や看護師に暴言を吐く。やむなく診療を中止すると、活動家らから『診療拒否』『人権侵害』などと非難される」
反対に、担当医が収容者の症状に合わせて治療薬を処方すると、収容者を薬漬けにする「過剰医療」と批判され、「人権侵害」と非難されることもあったという。
数年前には入管施設で「ハンガーストライキ(ハンスト)」と呼ばれる給食の集団拒否が頻発した。ただ、ハンストといいながら、差し入れ品や自費で購入したカップめんやポテトチップスなどは大量に食べていたという。
「栄養バランスを考えた給食が数十万円分も無駄になったことがある。一方で、高脂肪、高カロ◯ー、高塩分のジャンクフードの大量摂取により、給食拒否者の半数はかえって体重が増え、高血圧などが心配された」
(略)
https://www.sankei.com/article/20241208-NHIHXGBVUFHM5AXSBSPNQ425I4/
引用元: ・入管施設でハンスト 集団で給食拒否 でも差し入れのカップめんやポテトチップスなど大量に食べ体重増 [135853815]