https://dot.asahi.com/articles/-/244800?page=1
2024/12/25/ 16:00
江利川ちひろ
目次
1ページ ・「生活介護」の利用者が増加
2ページ ・18歳を機に根拠法が変わる
・送迎者や人手不足で…
3ページ ・障害者自身にもマイナス
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
* * *
先日、厚生労働省会見室で「障がい児及び医療的ケア児を育てる親の会」主催の記者会見があり、会長の方にお声かけいただき私も出席させていただきました。テーマは「18歳の壁」です。親の会が行った「子の卒後の居場所問題」のアンケートの報告会でした。
「生活介護」の利用者が増加
働くのが難しい重度の障害のある子どもが、高校や特別支援学校を卒業後に通う居場所としては、「生活介護」などがあります。生活介護は、18歳以上の常時介護が必要な方を対象とした障害者支援施設ですが、利用する人は年々増加しており、施設の受け入れ先が見つからないという悩みをよく聞きます。また、通う施設が見つかっても、通所時間が午前9時前後から午後3時前後までで、障害の重い人が過ごす居場所は限られています。
親の会が2024年10月に実施したアンケート(有効回答数310件)では、見守りや介助が「常時」必要なお子さんが55%、「部分的に」必要なお子さんを合わせると93%を占めていて、それでも半数近くがフルタイム勤務でした。18歳までは放課後等デイサービスや移動支援などさまざまな制度を利用できて、障害児を育てながら働くことができるケースが増えてきたけれども、重い障害のある子どもたちは卒業後に通う居場所が限られ、多くの働く親(主に母親)は卒業とともに離職せざるを得なくなり、不安を抱いていることがわかりました。会見で隣に座った親の会の工藤さほ会長は、「18歳の壁と言われますが、壁ではなく“崖”だというのが私たちの実感です。子の卒業を素直に喜べず、経済的な不安から、夜も眠れない親たちがいます」と語っていました。
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睡眠不足のなか、毎日送迎で3時間運転する不安
https://dot.asahi.com/articles/-/244800?page=2
(略)
江利川ちひろ
江利川ちひろ(えりかわ・ちひろ)/1975年生まれ。NPO法人かるがもCPキッズ(脳性まひの子どもとパパママの会)代表理事、ソーシャルワーカー。双子の姉妹と年子の弟の母。長女は重症心身障害児、長男は軽度肢体不自由児。2011年、長男を米国ハワイ州のプリスクールへ入園させたことがきっかけでインクルーシブ教育と家族支援の重要性を知り、大学でソーシャルワーク(社会福祉学)を学ぶ。
※全文はソースで。
引用元: ・寝たきりの18歳長女の卒業後の居場所がない 「18歳の壁」問題を深刻化する複合的な理由 (江利川ちひろさん) [少考さん★]
18歳の壁ではなく障害者の壁が問題なだけ
味方増やしたくて18歳の問題にしようとは小賢しいな
日本には石破の壁が存在する
令和3年度の国の決算で、
税収および印紙収入が約64兆円
社会保障関連費が約55兆円つまり税収印紙収入の86%が社会保障関連費に使われている。
日本は人口の三分の一が社会保障で生活を支えられている65歳以上の高齢者で
障碍者や未成年を含む二人で一人の高齢者の生活を支えているから
現役世代の負担が増えていくんだよ。
日本にいま必要なのは、年金受給者も生活保護受給者もみんな働き、
重い社会保障の負担をみんなで分かち合うこと。
障害のある生活保護受給者も、障害なりに働いて、重い社会保障の負担は分かち合うべきだよ。