誕生のきっかけには諸説
喜多方市発祥の「喜多方ラーメン」は、札幌ラーメン、博多ラーメンと並び日本三大ラーメンのひとつに数えられる。基本はしょうゆ味だが、店によって色合いや風味はさまざま。中には、塩味や塩としょうゆの中間の味などもあるが、いずれもあっさりした味付けが特徴になっている。
喜多方観光物産協会によると現在、同市内で喜多方ラーメンを提供する店は約90店あり、令和6年5月時点でそのうち約15軒が朝から営業している。「朝ラー」誕生のきっかけは「昔、工場の夜勤明け労働者のために始めた」「野球の朝練の後に食べられるようにした」など、いくつか説があるものの、同協会のスタッフは「真偽は不明。はっきり分からない」と話す。
平日の朝、同市で「朝ラー」営業を行う「らーめん一平」を訪ねた。この日は厳しい冷え込みで、店の外は雪も舞っていた。入り口の看板には「7時~18時30分」と書かれ、普通のラーメン店と営業時間帯が異なることが分かる。スープの香りが漂う暖かい店内に一歩入ると、一瞬で眼鏡が曇った。
午前4時から仕込み
店内のテーブル席では家族連れが会話を弾ませている。カウンター席で1人、ラーメンを食べていた男性は、出勤前に車で訪れていた。客が途切れることはなく、店のスタッフは忙しそうに動き回っていた。午前7時45分のラーメン店とは思えない光景だった。
同店の社長、小枝敏樹さん(34)は「陽気のいい時期と比べると、冬の朝のお客さんは3分の1ほどで地元の方が多い」という。最盛期は4月の桜の時期から大型連休までだといい、「忙しい日は開店から夕方まで、お客さんが途切れない」(小枝さん)。午前7~9時の2時間でラーメンが100杯以上出ることもあるという。
小枝さんは2代目。「朝ラーは先代である父が始めた。自分もラーメンを食べて小学校に行ったことを覚えている。うちは25年くらいやっていると思う」。小枝さんは毎朝午前4時に店に来て、1人で仕込みを行っている。
帰省のたびに来店「もう習慣」
埼玉県越谷市に住む会社役員の男性(67)はこの日、4人で訪れていた。男性は「妻の実家が喜多方で毎月1度は帰省する。朝のラーメンも欠かさない」といい、「もう習慣。食べられないとガッカリする」と真顔で話す。ただ「埼玉で朝からやっているラーメン店は知らないし、食べたくもならない」と笑う。
同店のコンセプトは「毎日食べられるラーメン」。試しに一杯、食べてみた。注文したのは人気だという「じとじとラーメン」。喜多方ラーメンに豚の背脂を加えた一品。「朝から重いかも…」との思いもよぎったが、食べてみると意外にもあっさり。
産経新聞 2025/1/3 08:00
https://www.sankei.com/article/20250103-F3UJJBAS4FPO7OVV5N35DEW2LA/
引用元: ・寒い冬、体にしみる通勤前の一杯 喜多方の「朝ラー」 2時間で100杯以上の店も [蚤の市★]
どんなもん食べたら
痛くも苦しくもない死に方が出来るか
長生きしても良いことなんかねえんだから
何が幸せかと考えるようになるね
まあ長生きしてもボケたりしたら意味ないしなw
ただの醤油ラーメンと思ったら一味違った