本田翼が「箱根駅伝」特番MC起用に「なぜ?」の大合唱『紅白』同様“バラエティ化やめて”視聴者の思いと“局の思惑”のせめぎあい
2025年1月2日から3日にかけておこなわれた「第101回東京箱根間往復大学駅伝競走」(以下、箱根駅伝)では、青山学院大学が2年連続の優勝を遂げた。
駅伝終了のおよそ4時間後、大会中継をおこなった日本テレビ系列では、早くも大会ダイジェストを扱った特番『完全密着!箱根駅伝』が放送された。
番組MCを務めたのは、入社以来、20年以上も箱根駅伝の中継に携わってきた、日本テレビの森圭介アナウンサー。そして、女優の本田翼だった。
ほかに、アテネ五輪女子マラソンの金メダリストである高橋尚子、青学出身で陸上部の原晋(すすむ))監督とも親しい俳優の高橋克典、箱根駅伝の大ファンだという女優のともさかりえ、日本大学時代に箱根駅伝に2度出場した俳優の和田正人、そして、元早稲田大学・駅伝監督の渡辺康幸氏らがゲスト出演し、大会の振り返りに花を咲かせていた。
芸能記者はこう話す。
「ゲスト出演者のほとんどが、箱根駅伝と縁がある方ばかりでした。それだけに、MCの本田さんの箱根駅伝との“縁の遠さ”が、やや目立っていました。
番組冒頭、本田さんは『私は毎年、おばあちゃん家で、お正月気分のまま、ミカンを食べながらゆったり観てたんですけども、今回、すごくしっかりいろんなことを聞いてから(大会を)観たら、すごいドラマがたくさんありました』と話していました。この発言からも、もともと箱根駅伝に造詣が深いわけではないことがうかがい知れてしまいました」
とはいえ、番組に起用されるとあって、本田もかなり真剣に箱根駅伝を観戦していたようだ。
山登りの「5区」で区間賞を獲得した青学大の若林宏樹選手が中央大学を逆転し、往路優勝を決めたシーンについて、本田は「いや、もう“山の神”でしたね」「選手たちの意地だったりとか、なんかそういうものもたくさん見れたと思います」とコメント。
そして、復路に入った「7区」で、1分近く従来の区間記録を更新した駒澤大学の佐藤圭汰選手については「去年、悔しい思いをして、その後に海外まで行って練習されて、自分を磨き続けたっていう、その姿勢に感動しました」と、大会前の情報をまじえて話していた。
「番組終盤に、森アナから『駅伝はレースだけじゃないっていうことを感じたんじゃないですか』と聞かれると、本田さんは本当に感動したように『私は(これまで)何も見えてなかったのかもしれません。こんなにドラマがあって、学生たちのその前向きな姿っていうのを、こんなもう年始からたくさん見れて幸せです』と答えていました。彼女にとっては、次回以降も箱根駅伝に携わっていきたいという思いが芽生えたのかもしれません」(前出・芸能記者)
だが、熱烈なファンも多い“学生駅伝の祭典”とあって、同番組のMCに本田が起用されたことには疑問の声が。Xでは放送中から《日テレ、箱根駅伝の特番の司会が、本田翼さん!何故?》《毎年箱根駅伝観てないだろってのが分かるコメントすぎて、なんでオファーしたの?》《箱根駅伝の特番とか無縁すぎるキャスティング謎や》といった視聴者からの意見が相次いでしまったのだ。
テレビ局としては、女優として広く知られている本田を起用し、視聴率につなげたい思惑があったのだろう。前出の芸能記者も「番組進行が滞る様子はありませんでした」としつつ、こう話す。
「本田さんはメインの森アナに対して、サブとしてそつなくこなしたという感じでした。ただ、やはり箱根駅伝とイメージが結びつかない本田さんのキャスティングについて、違和感だけは最後まで残りましたね。
こういった視聴者の反応は、2024年大みそかの『NHK紅白歌合戦』でも、同様に聞かれていたようです。
氷川きよしさんのように、真剣な歌唱の姿に絶賛が上がった一方で、山内恵介さんの“芸人コラボ”や、水森かおりさんのドミノチャレンジ、さらには毎年恒例の三山ひろしさんのけん玉世界記録挑戦などの“バラエティ演出”には、一部の視聴者から強い拒否反応が出ていました。
視聴者のなかには、歌なら歌、駅伝なら駅伝と、メインコンテンツ“そのもの”をしっかりと観たい人も多いことが表れた格好です。
しかし『完全密着!箱根駅伝』でも、本田さんの起用をきっかけに、興味を持つようなSNSの感想があったのも事実です。視聴層の裾野を広げる役割はある程度、担えたようです」
2026年の年明けは箱根駅伝に対して“準備万端”な本田の姿を観たいものだ。
引用元: ・【テレビ】本田翼が「箱根駅伝」特番MC起用に「なぜ?」の大合唱 『紅白』同様“バラエティ化やめて”視聴者の思いと“局の思惑” [冬月記者★]
これが中継本体なら日本のテレビ完全終了のお知らせだが
桐谷美玲キャスター
斎藤佑樹キャスター
本田翼キャスター
陸上好きなイメージないけど