盧氏は「私は現在のところ最も優れているのは日本の教育だと考えている。子どもの自立や能力、自信を養うという面でとても素晴らしい。幼稚園からさまざまな身体的な訓練が行われる。また、学校がどれだけ大きくても清掃員はおらず、掃除は教師の指導の下で子どもたちが自ら行う。一休さんのように床に雑巾がけをするんだ。自分たちで掃除するため、その環境を壊すようなことを子どもたちはしない。これはとても重要なことだ」と語った。
また、「日本の子どもたちの自信と、個々の身体的素質はとても高い。良好な身体的素質があるからこそ、良い心理状態が生まれ、感情を処理する能力が生まれる」とし、「(日本では)団体でのゲームを頻繁に行うことで人との協力や付き合い方、ルールの尊重を学ぶ」「幼稚園の時から自分の荷物を自分で持ち、自分で道路を渡り、自分で登校する。自分でバスに乗る。全てのことを自分でやる。これは、われわれが手本にできる部分だと思う。自立だ」と力説した。
さらに、「二つ目は自由だ」とし、「これはフィンランドの教育の中に見られるものだ。フィンランドの学校では自らの天性を思う存分発揮できる。1日の3分の2の時間を、子どもたちに自分でどう過ごすか決めさせる。教室内で授業をする時も、教師は子どもたちと一緒に遊ぶ。子どもたちは遊びの中で体験し、学び、成長する。スマホをいじる子はおらず、子ども同士で血の通ったやり取りがあり、けんかをすることもあるがそれも楽しんでいる」と説明。「もし中国の子どもがこのような条件や環境で成長できれば、そしてわれわれ教育者がそのような意識を持つことができれば、大きな変化になるはずだ」と語った。
盧氏の主張に中国のネットユーザーからは「自立、自由(グッド)」「日本のサッカーも教育も、われわれには学ぶことはできない」「日本の技術を学ぶにはまず幼稚園の頃から身体的な開発を行う必要があるけど、中国の親がそれに同意するだろうか」「以前はわれわれも日本と同じだったのにな」といった声が上がった。
また、「この専門家の話には賛同できない。日本の自殺率は世界上位だ」「日本の大人は人間関係が冷淡で自殺率も高く、変態も多い。これは日本の教育が成功していないことを示している」「2020年のデータではフィンランドは10万人当たりの暴力事件がスウェーデンよりもずっと多い」などと指摘する声も。
一方で、「ここで日本の教育の成否を論じるのはナンセンス。われわれは参考にできる部分があるかを考えればいい。すべてをそのまま導入するということではない」「董氏が言いたいのは、『中国サッカーは日本に学ぶことなどできない』ということだろう。教育の良し悪しの問題じゃない」「(董氏の意図は)サッカーと社会、教育は関係しているということで、日本サッカーに学ぶよりも自分たちに合ったスタイルを探すべきということでは?」といった意見も寄せられた。(翻訳・編集/北田)
引用元: ・中国はサッカーの前にまず教育を日本から学ぶべき?著名評論家の投稿に中国ネット賛否 [1/8] [昆虫図鑑★]
中共はこの意見が嫌いです