テレビプロデューサーの鎮目博道氏に、今回のトラブルについて聞いた。
「特殊な事例だとは思いません。噂で似たような話を耳にすることもありますし、フジテレビに限らず、各局で起こりうるトラブルではないでしょうか」
そもそも、テレビのプロデューサーの主な仕事は、
「お得意様である大物タレントとの良好な関係を保つこと。そのために接待を行うこともあるのですが、タレントから“女子アナと飲みたい”とリクエストされることが多いんです」(鎮目氏、以下同)
女性社員に危険が及ばない手配
こうした要望は、担当番組の枠を超えるときもあるという。有力なタレントに頼まれると断りづらいという事情もあり、
「そのような場を設けざるをえないこともあります。その際、きちんとしたプロデューサーは、参加人数を増やしたり、席順に気を配ったり、開放的な場所で開催したりと、女性社員に危険が及ばないようにします」
しかし、下心のあるプロデューサーの中には、
「“2人きりにするので……”などと、女性を蔑ろにして、タレントの機嫌をとろうとする人もいるでしょう」
こうした被害を防ぐために、
「現場の裁量に任せず、会社としてのルールを設けることが必要でしょう。そうすれば、タレントからの要望があっても“会社の規則”を盾に断れるようになります。ただ、1社だけでルールを作っても、他社で同様のトラブルが起きないとは限らない。そのため、日本民間放送連盟などの業界団体で規定を作ることを検討してもよいかもしれません」
一連の問題の発端となった中居。出演していたすべてのレギュラー番組が、放送休止や差し替え、中居の姿をカットするなどの対応をとっている。テレビから姿が消えた中居の現在はというと、
「世間やマスコミの目から逃れるべく、自宅にこもったりホテルなどを転々としているそうです。ただ、テレビ局の幹部とは、極秘で面会しているとのこと。トラブルによって多大な影響が及んだことを謝罪しているといいます」(テレビ局関係者、以下同)
木村拓哉ら元SMAPメンバーにも影響
1月9日にお詫びの文を公式サイトに掲載したが、
「改めて会見を開くべきか悩んでおり、長年、中居さんの芸能活動を支えてきた“恩人”に相談しているそうです。ただ、この恩人は周囲に対して“何も知らない”と話しているとか……」
また、トラブルの影響が出ているのは中居だけでなく、
「フジテレビは否定しましたが、香取慎吾さんが出演するバラエティー番組の収録が中止になったと報じられました。また、木村拓哉さんは、1月8日に行われた新CMの発表イベントで“重々しい話はなしで”と報道陣を牽制しました」(スポーツ紙記者、以下同)
古巣であるSMAPの元メンバーの言動にまで、注目が集まる事態になっている。
「香取さん、草彅剛さん、稲垣吾郎さんは、個人の仕事も安定しており、4月からは3人で出演する新たなバラエティーのレギュラー番組が始まるという話もあります。木村さんも公開中の映画『グランメゾン・パリ』が好評。それぞれが活躍していますから、中居さんのトラブルに巻き込まれるのは、4人からしたら“いい迷惑”ではないでしょうか」
では、中居の今後はどうなっていくのか。
「テレビ復帰は、かなり厳しい状況です。中居さんの盟友でもあるダウンタウンの松本人志さんが構想中の『ダウンタウンチャンネル(仮)』のような、独自の有料チャンネルを立ち上げる可能性は、ゼロではないでしょう」
こう話すのは前出の鎮目氏。
中居復活の“カギ”を握るのは
「ただ、中居さんの場合、今の主な仕事が“MC”です。その場合、1人で何かをするのは難しいですよね。中居さんにできることは、誰かをゲストに呼ぶトーク番組をつくるか、いっそのことSMAPのメンバーと一緒にアーティスト活動をするか……。どちらにせよ、かなり時間はかかると思います」(鎮目氏)
一部では、引退をほのめかしているとも報じられるが、
「起死回生のカギは、やはりSMAPのメンバーの手を借りることではないでしょうか。裏を返せば、そこまでしなければ中居さんの復活はないに等しいともいえます」(前出・テレビ局関係者、以下同)
引用元: ・中居正広の女性トラブルはフジだけではない、現役プロデューサーが明かす「各局で起こる上納トラブル」の実態 復活のカギは『SMAP再始動』 [Ailuropoda melanoleuca★]
プロデューサーは斡旋上納さえ出来れば良いと…メモメモ