タイで消息を絶った中国人俳優・王星さんがミャンマーの詐欺拠点から救出されたことをきっかけに、中華圏では新たな救出劇が
続々と報じられている。台湾では年末に同じくタイで消息を絶ったファイヤーダンスの演者が、香港ではかねて消息不明だった12人が
ミャンマーからの生還を果たした。香港・台湾当局がタイ当局と素早く連携した背景には、これまでの経験と、一刻も早い救出を
求める世論の高まりがある。「東南アジアの詐欺拠点」は巷で「またか」と言われるほど有名な存在なのだ。
ー中略ー
・1週間で4度「転売」された地獄
台湾の非営利メディア「報道者」は22年8月、カンボジアの詐欺拠点から脱出した台湾人女性の証言を掲載した。
24歳の彼女はコロナ禍で職を失い、台湾人エージェントから海外就職を斡旋されたという。だが、プノンペンに到着するとすぐに
台湾人の男にパスポートを没収され、悪名高いシアヌークビルの詐欺拠点へ。そこから脱出までの1週間で4度も詐欺会社に「転売」され、
地獄を見る。
台湾人の男から2万5000ドルで彼女を買った1社目は、指示に従わなかったとして電流警棒で殴り、その夜のうちに同じ値段で2社目に
売った。2社目は彼女に性的暴◯を加え、3社目に売却する価格を2万8000ドルに引き上げた。
詐欺の仕事を命じたのは2万7000ドルで売られた4社目で、拒否した彼女を性的暴◯や冷水シャワーなどで痛めつけた。
幸いにも脱出できたのは、スマートフォンが手元にあったからだという。
彼女が監視の目を盗んで傷の画像とメッセージをSNSに投稿すると、それを見た妹が台湾外交部の緊急連絡センターに通報した。
拘束の際にスマートフォンを取り上げない例は意外と多い。中国では、ミャンマーで働く身内と1年以上連絡を取り合っていたが
突然途絶え、警察に相談したところ詐欺拠点にいる可能性を指摘された例もある。
・ミャンマーにある「東南アジアの最終地点」
22年の詐欺拠点報道で最も恐怖の対象になった場所は、ミャンマー・カレン州ミャワディの「KK園区」である。
21年に設立された国際救助NPO「GASO(Global Anti-Scam Organization)」のスタッフは当時、転売を重ねる人身売買においてKK園区は
「東南アジアの最終地点」 であり「残虐行為のレベルが高い」と指摘していた。
当時の中華圏メディアは、残虐行為の象徴として「生きたままでの臓器摘出」を盛んに報じていた。
KK園区に売られた人たちはすでに転売できる“商品価値”がなく、最終的には麻酔をかけられて船に乗せられ、臓器を摘出された後は
海に捨てられるという内容だ。また台湾では、臓器売買目的でKK園区に人を向かわせたグループが有罪判決を受けている。
KK園区を含む周辺の詐欺拠点では、現在も暴力が日常となっている。23年9月に救出された中国人医師は中国メディア「環球時報」
に対し、逃亡に失敗すると下半身が黒く腫れあがるまで棒で殴られたことを明かした。
鉄パイプで作った檻に入れられ、毎日10時間以上立ち続けることを強制されたという。
23年から1年以上収容されていた17歳の中国人少年は、激しい暴力で精神のバランスを崩してしまった。
帰国後の病院で壁に頭をぶつけたり、テーブルに突っ伏したまま動かなくなったりする姿の映像は大きな衝撃を与えている。
以上はほんの一部にすぎない。22年後半の中華圏メディアは連日こうした記事であふれ、同時に注意喚起の役割も果たしたものの、
現在も日本を含む様々な国籍の6000人以上が監禁されているとの報道が盛んだ。
詐欺拠点へおびき寄せる手口が巧妙化しているという指摘もあり、王星さんが騙された「芸能関係者への仕事依頼」は最新の手口だと
いう。
デイリー新潮編集部
全文はソースから
1/20(月) 11:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ebc4251a44b49137b8642b232bd501b67077019
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https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1737067247/
引用元: ・電気警棒で殴られ、生きたまま臓器を摘出…中国人俳優「誘拐事件」は氷山の一角、“東南アジア詐欺拠点”の地獄絵図 [1/21] [仮面ウニダー★]