ベッツは23日(日本時間24日)の本拠地エンゼルス戦(オープン戦)に「2番・遊撃」で出場予定だったが、試合直前になってキャンセル。この日はベッツ本人がメディアの取材に応じ、症状は深刻で固形物を口にすることができず、体重も短期間で175ポンド(約79キロ)から157ポンド(約71キロ)へ激減してしまったことも明かされた。
常に笑顔を絶やさず陽気な表情を保ち続けているが、今はロッカールームで沈んだ表情を見せるばかりだ。ベッツは「ただプレーがしたいだけなのに。座っていることも、吐き気に苦しむことも、こんな辛い日々も、もううんざりだ」。
症状はチームとともに参加した「MLB東京シリーズ」(15~19日・東京ドーム)の2日前から始まっていたという。日本に到着すれば落ち着くだろうと考えていたが、症状はますます悪化。こののエンゼルス戦でも出場直前になって予期せぬ嘔吐に襲われ、結局ラインナップから外れることになった。
ベッツによると体そのものはトレーニング可能なほど元気で、通常の活動に支障がないという。しかし食事を摂取することだけが極端に難しく「食べ物を口に入れるのが怖い」とさえ語っている。栄養を摂るたびに吐き気が襲っていると説明しており「自分の体が自分自身を攻撃しているようだ」とも表現した。
デイブ・ロバーツ監督(52)も「月曜日の試合(現地時間24日の本拠地エンゼルス戦)には出場しない。木曜日の本拠地開幕戦(同27日のタイガース戦)への出場も現状では不透明だ」と語るなど心配の色を隠せない。
ベッツは今後追加の精密検査を受ける予定であり、チームとしても原因究明と早期回復に全力を挙げている。そして何より自身の状態がチームに悪影響を与えることをベッツ自身も懸念している。「この状態で無理に復帰したら、自分にもチームにも良いことはない」。現在の体重が157ポンドであることを強調し「明らかに痩せすぎている。この体で戦うことが理にかなっているのか、冷静に判断しなければ」と、苦しい胸の内を明かした。
これまで胃の問題を抱えた経験がない。医師の診察では血液検査や「バイタルサイン」にも異常はなく、症状の原因はいまだ謎のままだ。チームドクターは胃を落ち着かせるため新たな薬も処方しているが、その効果はまだ確認されていない。前出の「ESPN」も23日放送の「Baseball Tonight」の中でアンカーが、ベッツについて「誰もが心配している。何か恐ろしいことになっているのではないか。いずれにせよ、これは大変な危機だ」との言葉を投げかけている。
開幕戦へのカウントダウンが進む中、ドジャースとベッツにとって、緊迫の日々が続いている。
東スポWEB
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/338525?page=1
引用元: ・【ドジャース】ベッツが嘔吐で「食べ物怖い」原因不明の症状回復せず 固形物を口にできず体重8キロ減 米メディア「恐ろしいこと」 [Ailuropoda melanoleuca★]
もう終わったな