ウクライナに対する侵略犯罪の責任者たちを裁く「特別法廷」の設置に向けて、大きな前進があった。
3月21日、欧州評議会内で活動している国家グループは、その立ち上げに必要な法的文書を完成させたことを、欧州評議会のアラン・ベルセ事務局長が知らせた。
法的段階が整ったことで、今度は政治レベルでの検討段階にうつることになる。ウクライナのシビハ外相は、「2年間の懸命な努力の結果、政治レベルで検討する準備が整いました」とX(旧ツイッター)に投稿した。
「このような大きな努力をしてくれた、すべての国と専門家に感謝しています。
国際刑事法を強化するために、ウクライナに対する侵略の罪を含め、責任者たちは、不可避的に、責任を問われなくてはなりません」と付け加えた。
『ル・モンド』が報じた。
欧州評議会とは、民主主義と基本的権利のための欧州大陸の監視期間。
人権とメディアに強い。
組織の中では、人権と基本的自由の保護のための条約(欧州人権条約)を適用する「欧州人権裁判所」が広く知られている。
かつて、死亡したロシアの反体制指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏も、ここでロシアの人権侵害や不正を訴えていた。
本部はフランスのストラスブール。現在46カ国が加盟している。
ロシアは2022年2月ウクライナ侵攻で除名された。
EUのデアライエン欧州委員会委員長は、法的枠組みが固まったと発表した2月5日、このように述べた。
「ロシアが国連憲章に違反してウクライナの国境を越えて戦車を配備することを選択したとき、ロシアは侵略の罪という最も重大な行為を犯しました。
今こそ正義の時です。ウクライナに正義を。私たちは特別法廷の法的基盤を築きました。そして、賠償なくして正義はありえません。
ロシアは侵略の罪を償わなければなりません。私たちはEUの参加を得て、賠償委員会の設立に向けた第一歩を踏み出しました。
この新しい機関は、損害賠償登録簿に記録された請求について裁定を下すことになります」
今後、特別法廷は 、ウクライナ政府と欧州評議会の合意により設立される。
管轄権はウクライナにある。
欧州評議会は、特別法廷の設立に必要な法的文書案の採択と、その後の署名手続きを担当する。
また賠償委員会に関しては、2025年3月末に国際文書に関する第一回交渉が開始される予定である。
この日のために欧州評議会では、ロシアによって受けたウクライナの損害を、記録し続けてきたのだ。
これから政治の場では、巨大な困難が伴うだろう。
国際司法の現場は危機に瀕しているが、欧州人権条約の存在に期待したい。
引用元: ・プーチン大統領らを「侵略の罪」で裁く特別法廷の設置が大きく前進 政治段階へ 欧州評議会 [ごまカンパチ★]
ウクライナにいる迫害を受けてるロシア人を助けるとか言ってたような
これな イスラエルにはだんまり