この日、摘発されたのはフィリピン人の男女4人。短期滞在や技能実習生として入国し、在留期限を過ぎても日本に滞在していた。
他の罪はなかった。警察署での聴取後、妊婦1人を除く3人は午後には入管施設へ移送された。
逮捕された場合は勾留→起訴→裁判という流れになる。余罪がなかったり非正規の滞在期間が短かったりする場合は、逮捕令状なしの
摘発を行い、任意聴取→入管施設に収容→本国へ送還という今回のような流れになる。
一方で、県警は厳しさだけではないとも強調する。
「多くの外国人が法律を守って暮らしている。県や自治体と協力して多文化共生施策にも取り組んでいる」
ー中略ー ▽ベトナム人の駆け込み寺を訪ねると
ここで気になった。非正規滞在者はどんな事情を抱えているのか。
困窮したベトナム人らの「駆け込み寺」として知られる埼玉県本庄市の大恩寺を訪れてみた。寺は葬式、食料配布、出産の支援など
を行っている。来る人の多くが技能実習生だ。
2024年12月末は、ベトナムの旧正月に食べるちまき「バインチュン」を仕込むベトナム人たちでにぎわっていた。
話を聞くと、茨城や栃木など関東近郊で働く技能実習生や飲食店経営者だった。
ベトナム人の住職ティック・タム・チーさん(47)は、新型コロナウイルス禍の頃を振り返る。
「コロナ禍では、突然解雇されて仕事を失い、帰国するお金もなくて困った人たちが寺にたくさん来ました。本堂にあふれかえるほど。
今は落ち着きました」
コロナ禍の2020年以降、チーさんはメディアを通じて支援を呼びかけ、これまでに約6万人分の食料や物資を配布した。
東京など他のシェルター3カ所を含めると2068人を保護した。
▽やむを得ずオーバーステイに
寺には現在も、流産や実習先でのいじめなど、さまざまな事情で相談に訪れる人が絶えない。チーさんは数日前に保護した
20代女性のエピソードを語ってくれた。
女性は2022年に技能実習生として来日。埼玉県の工場で働いていた2024年、プレス機に手を挟む労災事故で片手を失った。
女性は工場から突然解雇を言い渡され「会社の責任ではない」と治療費や慰謝料は支払われなかったという。
女性は来日する際、ベトナムの仲介業者に膨大な手数料を支払い借金がある。在留期限は2024年12月で切れた。
ベトナムには8歳の子どもが暮らすが、借金のためかチーさんに「帰りたくない」とこぼしたという。
非正規滞在は犯罪だろうか。尋ねると、チーさんは少し考えてから答えた。
「もちろんニュースで見るようなベトナム人の窃盗や強盗は犯罪で、同胞として恥ずかしい。ただ、やむを得ない事情で
オーバーステイになってしまう人がいる。今の日本の法律では難しいですが、もう一度彼らにチャンスをあげてほしい」
▽「不法」か「非正規」か
ー後略ー
全文はソースから
共同通信 47ニュース 2025/04/06
https://nordot.app/1274277641575416041?c=39546741839462401
引用元: ・在留資格がない外国人は犯罪者?オーバーステイは犯罪なのか?摘発に感じたもやもや 「不法移民」を「非正規移民」に… [4/6] [仮面ウニダー★]
不法滞在在コは密入国者