石橋貴明が併発した咽頭がんとは？　主な原因は飲酒と喫煙　初期の自覚症状少ない

　お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明（63）が16日、咽頭がんを公表した。石橋は今月3日に食道がんを公表し、当面の芸能活動休止を発表していた。　元タレント中居正広氏の性暴力に端を発するフジテレビの一連の問題を巡り、石橋はこの日所属事務所を通じてコメントを発表した。

その中で、「まず今闘っている病気についてですが、私のYouTubeチャンネルにおいて、初期の食道癌とお伝えしましたが、実際は、咽頭癌も併発しておりました」と報告。「現在は、無事手術を終えましたが、快復までは、今しばらく時間がかかる見込みです」と伝えた。

咽頭とは鼻の奥から食道までの飲食物と空気の通り道。咽頭にできるがんが咽頭がんで、できた部位によって上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんの3つに分けられる。

初期症状は、のどの違和感や声のかすれなど。初期のうちは自覚症状が現れないことも多い。症状は部位によって異なり、上咽頭がんの場合は鼻づまりや耳閉感、中咽頭がんの場合や飲み込みにくさや片側の扁桃腺の腫れ、下咽頭がんの場合は飲み込みにくさや血が混じった痰などの症状がある。また、咽頭の周りには多くのリンパ節があるため、頸部のリンパ節に転移しやすいという特徴がある。

咽頭がんの主な原因は飲酒と喫煙。量はもちろん、飲んで顔が赤くなる体質の人も注意が必要。さらに、上咽頭がんはEBウイルスの感染、中咽頭がんはヒトパピローマウイルス（HPV）の感染が発症リスクを高める。主な原因が飲酒と喫煙であることは、食道がんと共通する。

スポニチ

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