Deep sea craft filmed unprecedented footage of a colossal squid | Mashable
https://mashable.com/article/colossal-squid-first-ever-live-footage
ダイオウホウズキイカの最初の標本は、1925年に生物学者によって正式に記載されました。
ダイオウホウズキイカは南極海にのみ生息する深海生物で、めったに目撃されることがなく、その生態はほとんどが謎に包まれています。
しかし、海洋探査を専門とするシュミット海洋研究所が、無人潜水機であるSuBastianを用いてダイオウホウズキイカが生きて泳ぐ様子を初めて撮影することに成功しました。
ダイオウホウズキイカが生きて泳ぐ様子を初めて撮影した映像は、以下からチェック可能です。
Colossal Squid, 1st Live Observation | Searching for New Species in the South Sandwich Islands – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=lzPoG9H8Hlo
撮影されたダイオウホウズキイカは、体長約30cmとまだ幼く、成熟には程遠い状態です。
しかし、成熟したダイオウホウズキイカは体長7メートル超、体重は550kgを超えることもあります。
さらに、ダイオウホウズキイカの目は動物の中で最も大きな直径約25cmというサイズです。
映像の検証に協力したオークランド工科大学の頭足動物専門家であるキャット・ボルスタッド氏は、
「100年間、我々は主にクジラや海鳥の胃の中の内容物や、漁獲されたマゼランザメに捕食されたものとして、ダイオウホウズキイカに遭遇してきました」
「これは正直に言って、私が深海頭足動物を研究してきた中で、最も興奮した観察結果のひとつです」と語っています。
なお、SuBastianは水深約4500メートルまで潜航可能な無人潜水機で、2025年3月9日に
太平洋のサウスサンドイッチ諸島沖で今回のダイオウホウズキイカを撮影することに成功しました。
SuBastianは水深約600メートルでダイオウホウズキイカを撮影しています。
ダイオウホウズキイカの撮影に用いられた無人潜水機のSuBastianが以下。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)の探査チームでリーダーを務めるデレク・サワーズ氏は、SuBastianのような無人潜水機を用いる理由について
「深海に出ると、いつも何かを発見します。見たことのないものが必ず見つかるんです」と語りました。
また、NOAAは公式サイト上で海洋探査を行う理由として
「新薬の体系的な探索により、海洋無脊椎動物は陸上のどの生物群よりも多くの抗生物質、抗がん剤、抗炎症物質を生産することが明らかになっています」とも記しています。
引用元: ・深海を泳ぐダイオウホウズキイカを生きたまま撮影した史上初の映像が公開される 成熟すると体長7メートル超、体重550kgを超えることも [ごまカンパチ★]

