今月5日、長野県内の北アルプス奥穂高岳、蝶ヶ岳、常念岳、焼岳、涸沢、そして戸隠山では、23歳から67歳の男女9人が遭難し、うち2人が骨を折る重傷です。原因は、滑落や体調不良、行動不能など。長野県警山岳安全対策課が示した具体的な注意点は以下の通りです。(今月2日発表、一部抜粋。)
春山安全登山に向けた具体的な注意点
(1)滑落に対する警戒
春山特有の残雪に起因する滑落遭難が多発しており、今後連休後もアルプス等を登山する際は、滑落に対する警戒が必要です。
春山の雪面は、標高や日当たり、時間帯によって大きく変化します。アイゼン、ピッケルを適切に使用し、雪の状態をよく見極めて慎重な行動を心掛けてください。
(2)装備品の携行と適切な使用
チェーンスパイクや軽アイゼンは、凍結した林道や傾斜の緩い雪渓を歩く際は便利ですが、森林限界以上の山域では前爪のある10本爪以上のアイゼンを推奨します。
なお、アイゼンは安全に直結する装備品ですので、サイズ調整や正しい装着方法を確認してから使用してください。
(3)気象情報の確認
春山の安全は、気象条件に大きく左右されます。「低気圧や寒冷前線の通過」「寒気の流入」「強い冬型の気圧配置」等の予報があれば、標高の高い山岳地帯は、冬山のような猛吹雪になり、登山には極めて危険な気象条件になります。
4連休は期間中、天候の変化が大きく登山に際しては細心の注意が必要です。必ず事前に気象情報を確認してください。
(4)融雪に伴う雪崩や落石に対する警戒
春は、気温の上昇や降雨により融雪が急速に進み、大規模な雪崩や土砂崩落、落石等が発生しやすくなります。できるだけ雪崩等のリスクの高い地形での行動は避けるとともに、行動中は十分に警戒してください。
(5)登山計画書の作成と共有
登山をする際は、事前に計画書を作成し、提出してください。特に単独登山中に遭難した場合は、登山計画書が唯一の手掛かりになることがあります。
作成した計画書は、帰りを待つ家族や友人にも必ず共有をしてください。また、計画段階で対象の山やルートをよく調べ、自身の体力や技量に見合った計画を心掛けてください。
長野県警山岳安全対策課は、GW前半、山岳遭難が相次いだことから極めて憂慮すべき状況にあるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/62e884ace48a0e3e02dfc979a48bb0ffb53e57d0
引用元: ・長野県警山岳安全対策課「春山登山は要注意って伝えなきゃ。。。」 [121394521]
アイゼンとピッケル無しで雪渓歩いたらすぐ滑落して死ぬ
ちっ

