独自の新メニューを開発するなどサブウェイの“ワタミ化”を加速させる渡邉会長に、今後のサブウェイの展開と、根強いサブウェイ・ファンが気になる「サンドイッチのカスタマイズ」について聞いた。●「野菜マシマシ/上限は、野菜多めとして継続する」
【中略】
特に無料で野菜(レタス、トマト、ピーマン、オニオン)やアクセント野菜(オリーブ、ピクルス、ホットペッパー)を増量できるのが大きな魅力であり
「野菜多めで」とオーダーする客は多い。増量からさらに多めに野菜を入れる「野菜上限で」という“裏技”注文も古くからのサブウェイ・ファンの間では浸透している。
だが、従来型の店員と客が対面でオーダーする店舗が減少し、タッチパネルでのセルフオーダーシステムを導入する店舗の増加で、昔からの顧客からは「タッチパネルの端末には野菜ごとに『抜き』
『適量』『多め』の3つの選択肢のボタンがありますが、『多め』よりもさらに野菜を多く入れる『上限』のボタンはなく、対面式店舗のように『野菜上限で』というオーダーができないのは寂しい」(日本上陸時からのサブウェイ・ファンを自認する50代女性)などと戸惑いの声も上がっている。
──今後、「野菜上限」のオーダーの扱いはどうなりますか?
「これまでのサブウェイのやり方は結構アバウトなところがあって、お客様はサンドイッチを作る店員に『野菜の量をもっともっと多くして』と
『野菜多め』よりもさらに多く野菜を入れてほしいと言えます。でも、次のメニュー・リニューアルから『野菜多めからの“野菜マシマシ”はもうやめよう』と社員に言っています。
『野菜多め』が『野菜上限』と思っていただきたい。タッチパネルのセルフオーダーシステムには野菜の種類ごとに『多め』のボタンを用意していますが、そのボタンが『上限』も意味することになります」(渡邉会長。以下「」内、同じ)
●野菜を大量にパンに挟むと美味しさに影響
──なぜ野菜の「増量の増量」をやめるのですか?
「そんなに大量にパンに挟んで入れると、レタスから多くの水分が出るなどバランスが崩れてしまい、全体の美味しさに影響が出てしまうからです。
それなのに店側にはその分の原価がかかる。我々は美味しさを守らなくてはいけないですし、美味しくてお客様が喜ぶものに、より多くの原価をかけたい。野菜マシマシを続けるのは、お客様と店の両方のためにならないと考えています」
──「野菜をたっぷり食べたい」というファンの声は根強いと思います。
【中略】
もっともっと野菜をたっぷり食べたいというお客様には、今年4月に新商品として『日替わりサラダ』(680円)を投入しましたので、ぜひ楽しんでほしいです。
4月10日にオープンしたヨコハマベイサイド本店(横浜市)などの限定店舗での展開になりますが、従来800円以上したサラダを200円ほど値下げして提供しています。
期間限定・店舗限定ですがパンではなくレタスで具材を包む新商品『サラダラップ』(620円~)も展開し、日替わりサラダもサラダラップも“サブウェイ基準”のフレッシュな野菜を使用しています」
マネーポスト 2025/05/20
https://www.moneypost.jp/1272996
引用元: ・渡邉美樹会長、サブウェイのサンドイッチカスタマイズの「野菜上限(野菜多めの多め)」を廃止、野菜食べたい人向けサラダ(680円)を新発売 [おっさん友の会★]