コメの価格は、白石さんの20年の農家人生で最高値を更新した。60kgあたりの全銘柄平均は、1993年に約2万3607円で、2003年に約2万2296円に一時上昇した以外は、2014年の約1万1967円まで右肩下がりだった。
しかし2024年に約2万3191円となり、2025年3月には約2万5876円となった。
現在の価格は、コメ農家から見て、高いのか安いのか。「正直なところ、やっとコメ上がるんだと思った。確かに農協や米屋が生産者から買う金額も上がった。ただ正直、理想の水準までは、まだ達していない」。
「茶碗1杯49円」でも理想の水準に届かない理由のひとつが生産コストだ。ビニールハウス内は30度以上を維持し、光熱費が大きなコストになる。種から苗に育てる手順を「専用の箱に土を入れる。本来自分たちが食べるコメは、実は種だ」と説明する。
「その種を10日間ぐらい水に浸してふやかして、土の上にまいてあげて30度ぐらいの温度、湿度100%ぐらいのところで3日間置いておくと芽が出る。種まきからここまで約1カ月間」。
農機具も安価ではなく、「稲を刈るコンバイン。このタイプは一番小さい機械で、もっとデカくなればウン千万円」かかる。加えて、「化学肥料の原料の鉱石は、ロシアやウクライナ産が多い。戦争が始まったときに、化学肥料が倍くらいになった」とのこと。
これらの生産コストを考えると、いま高騰していると言われる価格でも、まかなうのがギリギリだそうだ。
田植えまでには、田おこし(荒起おこし)→畦塗り(防水)→基肥(堆肥を混ぜる)→田おこし(仕上げ)→入水→代掻き(攪拌)→田植えといった作業工程がある。
田植えは白石さんの場合、田植機を使って、田んぼ1枚30分程度。カーブ部分は、田植機で植えるのが難しいため、いまも手で植えている人が多いという。
コメ作りは自然との戦いだ。東日本大震災の後には最安値となり、深刻なダメージに見舞われた。
「震災後、原発事故が起きてから、一番安い金額を提示された。30kgで4000円切っていたと思う。計算できるようでできない職業だ」。
凶作などに備えて、いざという時の蓄えである“内部留保”が必要となるが、高騰と言われる現在の価格ですら、それを捻出するのは厳しいと、白石さんは吐露する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/934af75b69acbe2e0682f2a31c41cdf2ab747a18
エンゲル係数上がるなかで踏ん張って来たが限界が来たのだな
韓国や台湾ですら5キロ1500円ほどで売られてて
東南アジアなんかじゃ5キロ500円以下だもんなそんな発言をすればするほど
こいつらって無能なんじゃないの?
って思われても仕方ない
米は買うほうが圧倒的に楽だぞ
庶民の食い物じゃなくなる
選挙前だからちょっと一休みしてるだけで
米はもう無理よ
農家の親戚がある人しか食えんモノになる

