2025年05月30日ザ・ビートルズ、ザ・ローリングストーンズと並び、「英国三大バンド」と称されることが多い「ザ・フー」のゴタゴタがファンや業界を驚かせている。
焦点となっているのは、長年、ツアーなどを共にしてきたドラマー、ザック・スターキーの解雇を巡る見解の相違だ。
スターキーはビートルズのドラマー、リンゴ・スターの息子。ザ・フーのツアーには1996年から参加しており、ファンの間での評価は高い。オリジナル・メンバーのキース・ムーンよりもバンドでの演奏歴も長くなっている。ムーンは早逝したので、バンドでの演奏歴は14年ほどだ。
正式メンバーではなく、途中抜けて別のバンドに参加、といったインターバルはあるにせよ、スターキーはすでにザ・フーに関わってから30年近いキャリアを誇る。
が、先月、ザ・フーはスターキーを解雇したことを発表した。この時、ヴォーカルのロジャー・ダルトリーはスターキーの演奏に不満があることも公表している。一方でスターキーは、この解雇を快く受け入れたわけではなく、「悲しい」気持ちを表明した。
ところがこの件はいったん、元のサヤに収まることで決着を見る。
(中略)
5月になり、バンドは再度、スターキーが離脱することを発表。タウンゼンドは円満な別れであることを強調しているが、スターキーはこれを否定。「辞めるつもりはなかった」と言っている。やはり実質的にはクビだったようである。
(中略)
奇妙なことに、大物バンドの歴史には、ドラマーの解雇というエピソードがしばしば見られる。
もっとも有名なのは、ザ・ビートルズのドラマー交代劇だろう。オリジナル・メンバーだったピート・ベストはメジャーデビュー直前に、技術面の問題などを指摘されて脱退している。諸説あるのだが、実質的には解雇だったというのが定説だ。その後釜がスターキーの父、リンゴ・スターである。
息子、スターキーが一時期サポートメンバーとして在籍したオアシスもまた初期にドラマーをクビにしている。こちらも技術不足が問題視されたようで、中心メンバーのギャラガー兄弟が追い出した格好である。
これらはいずれもよく言えば「音楽性の不一致」が原因だったが、もっと不名誉な理由でクビになったドラマーもいる。
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引用元: ・世界的ロックバンドでメンバー突然解雇…ドラマーはなぜクビにされるのか [muffin★]

