さあ、今週も最新の医学論文をご紹介します。
今回のテーマは「膵臓がん」。
アルコール摂取が、かなり少ない量でも、このがんのリスクを増やしているかもしれないというお話です。
でもご安心を。リスクを増やさない可能性のある飲み物も分かっています。
簡単に見ていきましょう。■膵臓がんと診断されるのは年に4万人超。5年生存率は10%未満
まず、「膵臓がん」の簡単なおさらいから [以下、国立がん研究センター「がん情報サービス」] 。
日本で1年間に「膵臓がん」と診断されるのは、2020年データで4万5千人ほど。
男性では8番目、女性では7番目に診断数が多いがん種です。
そして、発症してしまうと5年生存率は8.5%です。
予防するに越したことはありません。
■よく分かっていなかった「アルコール」と「膵臓がんリスク」の関係
さて最近、アルコール摂取に伴う発がんリスクの上昇が注目されています。
特に東アジア人ではアルコールが原因と考えられるがんの割合が多く、すべてのがんのうち、18人に1人はアルコールに起因すると考えられています [文末文献1]
しかし「膵臓がん」だけを取り上げた場合、「アルコール摂取」の関係は、はっきりしたことが分かっていませんでした。
そこでこの点を明らかにすべく解析を進めたのが、世界保健機構(WHO)のビーヌ・ノーダン氏たちです。
結果は5月20日、「プロス・医学版」という学術誌に掲載されました。プロス(PLOS)とは「公共科学図書館」の略語です [文末文献1] 。手短にご紹介します。
■250万人規模のデータを解析
ノーダン氏たちが今回実施したのは、すでに報告されている観察研究を併合した解析です(「メタ解析」と呼ばれます)。
複数の研究を併せ、解析する対象の数が増えると、個々の研究だけでは見えてこない傾向が見えてきます。隠れた真実に近づく、といった感じでしょうか。
今回は30本(およそ250万人)の論文を併合し、アルコール摂取量とその後の膵臓がん発症リスクの関係を調べました(観察期間はおよそ16年間)。
その結果、アルコールを「まったく飲まない」人たちに比べ、女性では「1日15 g以上」、男性では「1日30 g以上」のアルコール摂取で、
その後膵臓がんになるリスクが増えていました。増え幅はどちらも約1.15倍です。
アルコール「15 g」と言えば、缶ビールのショート缶(350 mL)とほぼ同じです。
※略
引用元: ・【酒】要注意!アルコール摂取で「膵臓がん」リスク増加? かなり少ない摂取量でも 250万人データで明らかに 5年生存率は10%未満 [ごまカンパチ★]
なんて読むの?
アルコールは
何を今更w
酒(アルコール)は、微量でも毒だ!
というのは、現代の常識だろ未だに百薬の長!とか言ってる人多いし
へぇ~
そんなの気にするレベルじゃない

