https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250611/k10014831581000.html2025年6月11日 11時59分
アメリカ西部ロサンゼルスの市長は現地時間の10日、トランプ政権による移民の一斉摘発をきっかけに起きた抗議デモに乗じて一部が暴徒化していることを踏まえ、市の中心部のダウンタウン地区に夜間の外出禁止令を出しました。
ロサンゼルス周辺で行われた滞在資格のない移民の一斉摘発をきっかけにした抗議デモは5日目となった10日も連邦政府の建物のまわりなどで行われ、トランプ大統領が大統領権限で派遣した州兵との間でにらみ合いが続いています。
またアメリカメディアによりますと、追加で派遣された海兵隊の兵士700人は緊急の事態に備えて待機をしているということです。
現地では9日夜、中心部の商店が集まる地域や日本人街のリトルトーキョーなどで略奪が相次ぎ、特に夜の間は、混乱に乗じて一部が暴徒化することが懸念されています。
こうした事態を受けてロサンゼルスのバス市長は10日の記者会見で「多くの商店が破壊行為や略奪を受けるのを阻止するため、夜間の外出禁止令を発令する」と発表しました。
対象は市の中心部のダウンタウン地区で、現地10日の午後8時から翌朝6時にかけて行われます。
夜間の外出禁止は数日続く見通しだとしています。
一方、カリフォルニア州のニューサム知事は、「トランプ大統領はアメリカの市民に軍隊の矛先を向けている」などとして裁判所に海兵隊と州兵の活動の一時的な差し止めを求めました。
裁判所は双方の主張をもとに12日に審理を行うことにしています。
トランプ大統領 LAのデモ暴徒化 「侵略」と強く非難
アメリカのトランプ大統領は10日、南部ノースカロライナ州のアメリカ軍の基地を訪れ、アメリカ陸軍の創設250年を祝うイベントに出席しました。
この中でトランプ大統領は、西部ロサンゼルスでのデモの暴徒化について言及し「平和、秩序、そしてわれわれの国家主権に対する全面的な攻撃だ。これはわが国への侵略を継続することを目的として、外国の旗を掲げた暴徒たちによって行われている」と述べて、「侵略」ということばを使って強く非難しました。
そのうえで「トランプ政権下では、無政府状態は許されない。連邦政府の職員への攻撃も、アメリカの都市が外国の敵に侵略され、征服されることも私たちは許さない。彼らはまさにそれだ。彼らの多くは、バイデン政権によって入国が許可された人たちだ」と述べて、暴徒の一部は、バイデン政権の間に、法的な手続きを経ずに入国した人たちだと主張しました。
また、「彼らはほかの国の旗を誇らしげに掲げているが、アメリカの国旗は掲げず、燃やすだけだ。アメリカの国旗を燃やした人物は、1年間、刑務所に行くべきで、その実現に努める」と述べました。
アメリカ西部のロサンゼルスでは、トランプ政権による移民の一斉摘発を発端にした混乱が5日目に入りました。(略)
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引用元: ・LA 市長がダウンタウンに外出禁止令 10日午後8時~翌朝6時 [少考さん★]

