2025.6.11
いのうえみつみ(元自動車エンジニア)
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2000年の西鉄バスジャック事件を契機に導入された緊急サイン。しかし認知度は低く、通報の遅れが命取りになる事例も。青色防犯灯やSOS表示が点灯しても“誰も気づかない”現実がある。緊急時に機能するには、制度より「見て通報する市民の行動力」が問われている。公共交通を支える警告機能
タクシーやバスが緊急時に表示する「緊急サイン」をご存じだろうか。これは、ドライバーが危険を察知した際に点灯させるもので、周囲の車両や歩行者に異常を知らせ、助けを求める役割を持つ。
このサインは、過去に起きたハイジャック事件を契機に導入された。しかし、一般への認知は依然として低く、別の事件では点灯していたにもかかわらず、誰にも気づかれないケースも発生している。
緊急サインは、公共交通の安全を守る上で重要な仕組みだ。その存在と意味を広く知ってもらう必要がある。あわせて、万が一サインを目撃した際の適切な対処法についても整理しておきたい。
乗客危機に対応する多様な装備
緊急サインはタクシーやバスだけでなく、運輸会社のトラックにも装備されている。
サインの必要性は、ドライバーが直接助けを求めにくい状況にあることだ。通常のトラブルなら無線や携帯電話で連絡できるが、
タクシーやバスでは乗客とのトラブルのほか、ハイジャックや強盗など重大リスクが存在する。犯人を刺激せずに緊急事態を知らせる手段が求められている。そのため、タクシーやバスには以下のような緊急サインが備わっている。
●タクシー
・表示灯に「SOS」の表示
・屋根上の行灯が赤く点滅
●バス
・行先表示板に「SOS」「110番」「通報」などを表示
・青色の防犯灯が点滅
トラックの緊急サインは、ドライバーが箱型トラックの荷台に閉じ込められた場合に使われる。冷凍車など温度管理が必要な車両では、温度変化が命に関わるため迅速な対応が不可欠だ。
強盗などの犯罪とは異なり、トラックの緊急サインはクラクションやブザー音で周囲に知らせる仕組みだ。無人のトラックから音が鳴り続けている場合は緊急事態を示している。
これらの緊急サインを見かけたら、直ちに警察へ通報するなど迅速な対応が求められる。
https://merkmal-biz.jp/post/93926/2
西鉄バスジャック事件の教訓
引用元: ・【社会】 「SOS」点滅しても気づかない? なぜタクシーの「緊急サイン」は機能しないのか──西鉄バスジャック事件から25年、今も残る“周知の壁”
行燈横の天井左右脇にランプのあるタクシーって、関西ではめったに見ない。
店員が自分で気がつかずにカウンター下の通報ボタンを膝で押してたらしい・・・
他に客がいなかったから、自分が容疑者で確定やんとボヤいてたwまぁこの手の機能には、ある程度の誤報はしかたないわな。
乙女のピンチか・・・

