【F1】カナダGP・メルセデスのラッセルが今季初勝利　角田裕毅はグリッド降格が響き12位…参戦100戦目のGPで入賞ならず

◇15日　F1第10戦カナダGP決勝（モントリオール）

　レッドブルの角田裕毅はグリッド最後尾からのスタートが響いて12位と振るわず、F1参戦100戦目となった節目のグランプリを入賞で飾ることができなかった。これで3戦連続でノーポイントとなった。

　予選は11番手タイムだったが、前日のフリー走行3回目で赤旗中に車両を追い抜いたとして10グリッド降格のペナルティーを科され、不本意のまま決勝に臨んでいた。

　決勝ではピットストップ1回（終盤のセーフティーカー投入で２回に）の戦略を選択。全70周中56周までハードタイヤで引っ張って一時は10番手を走行したが、ミディアムタイヤに交換した後は15番手に後退。終盤に追い上げて2台を追い抜くもトップ10には届かなかった。

　優勝はポールスタートだったメルセデスのジョージ・ラッセル（英国）が飾って今季初勝利。2番手スタートだったレッドブルのマックス・フェルスタッペン（オランダ）は2位だった。3位はメルセデスのルーキー、キミ・アントネッリ（イタリア）が入り、初表彰台を獲得した。