いわゆる「争点」「焦点」はメディアがそれぞれ1テーマ・1フレーズに切り詰めて報じることが多い。少なくともわれわれには、そのように伝わる。
今回は「争点」が物価高対策、「焦点」が与党の議席過半数維持いかんだそうで、選挙報道はそうした話題ばかり、ほかのことは、どうでもいいらしい。
一般にわかりやすく伝えるのは、確かにメディアの役割ではある。さりながら、どこもかしこも同じ論調では、刷り込みと選ぶところがない。
しかもそんな「争点」にも「焦点」にも、明確な方向づけがある。報道記事はいかにも曖昧中立を装って、おおむね各党の公約・主張を併記するにすぎない。しかしながら従前の、あるいは関連の論調から何をいいたいかは、ほぼ一目瞭然。しかもそれが各党の主張そのものにも影響を与えているのだから、ことは単純ではない。
権力のチェックを自任するメディアは、どうしても政権批判に傾いて、野党性を帯びがちだ。そこまではよい。それが野党の政策に対する無批判な支持、あるいは野党そのものの支持と化しては、やはり筋違いだろう。
野党性と実在の野党とは、本質的に異なるはずながら、混同する傾向はまぬかれない。しかもその野党性とは、単なる与党批判しか意味していない場合もある。危惧するのは、与党批判が野党性に拡大したあげく、能力をみきわめないまま野党自体の支持に転化してしまうことである。
かつての民主党政権の誕生がそうだった。日本国民はこぞって懲りたはずである。またぞろ前轍(ぜんてつ)を踏んでしまうのか。
産経新聞 2025/7/13 14:00
https://www.sankei.com/article/20250713-EUBUFM2W4ZI63OSLTQUROEEMBA/
引用元: ・【産経新聞】選挙報道に潜む野党性を危惧する(早稲田大教授・岡本隆司氏) [おっさん友の会★]
国政政党に返り咲こう!
えいえいおーNHKを、ぶっこわ~す!ヾ(≧∇≦*)/
てか日本の場合左翼って言うのもなんか違う気もする

