全国的に学生の夏休みが始まり、仕事と子どもの世話との両立に忙しい日々を過ごしている保護者もさぞかし多いことだろう。プールや温浴施設に出かける機会も増える時期だ。「近年、しばしば話題となるのが、異性の親子の混浴問題です。温浴施設以外ですと、プールに出かけた際、子どもが幼いうちは更衣室を親の性別に合わせて利用して良いのかという点も、しばしば議論になりますね」
こう話すのは危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏。
「厚生労働省は『公衆浴場における衛生等管理要領』の改正にあたり、『おおむね7歳以上の男女を混浴させないこと』とし、全国的にこれに準じた混浴ルールを掲げる温浴施設が増えました」
令和7年4月には、全国的にこのことを条例で定める自治体が増えたとされる。
「かつては身長だけを混浴基準としていた施設も多かったですが、世の流れに沿う形で、入口等に『6歳まで』との混浴ルールを掲げる施設が大半となっているのが現状です」
とした上で平塚氏は…
「異性どうしの親子で温泉や銭湯を利用したい人からは『シングル家庭の場合、異性親子は6歳までしか一緒に公衆浴場を楽しめないのか』『小学校低学年の子どもを1人で男風呂ないし女風呂に入らせろというのか』といった困惑の声も上がっています」と指摘した。
今回取材に応じてくれたのは、5歳の息子を育てるシングルマザー・Aさん。息子と公共温泉やスーパー銭湯などへ行くことをささやかな趣味としてきた会社員の女性だ。
「Aさんは以前から息子さんと温泉や銭湯に日常的に出かけていましたが、令和5年から急に混浴の年齢制限についてのチラシや看板を掲げる施設が増えたと感じていたそうです」と平塚氏。
小学校低学年はまだ幼く思え、自分の息子が7歳になったとたん、公共浴場を親子一緒に利用できなくなることに納得がいかないというAさん。平塚氏はこう続ける。
「先だって、Aさん親子がある温浴施設に出かけると、入口で従業員から『お子さんの年齢を確認させていただけますか』と聞かれたそうです。
ルールを掲示してある施設は多いが、どこの施設でも身分証を求められたことがなかったAさんは動揺しました。親子で温浴施設を訪れる際は、念のため、お子さんの身分証を持参すると良いかもしれません」
息子の保険証を携行していなかったAさんは年齢を証明できなかった。従業員はアルバイトのような若いスタッフで、『ルールは絶対なんです』と困惑していたという。Aさんの息子は、5歳児の中では身長が高いという。
「その施設は、以前は混浴の身長目安を掲示していたが、そこまで厳密にチェックされたことはない、とAさん。ゴネるような格好になってしまい、保育園からのメールを見せるなどして訴えると、責任者が駆け付け『どうぞお入りください』と許可されたそうです」
取材を受けた女性は…
「小学生といっても、特に低学年の子は肉体的にも生活面でも成長の個人差が大きいですよね。あと2年もしないうちに、一緒に入れなくなるなんて…。うちの子の場合は、人懐っこいこともあり、男性からの性被害などもとても不安です。
もちろん、シングル家庭となると、『男の子はお父さんにお任せ』というわけには行きません。うちは生活も楽ではなく、温泉や銭湯は小さな楽しみなんです。6歳まではさすがに厳しいのではないでしょうか」
と不満を述べた。
FORZA STYLE2025.7.23
https://forzastyle.com/articles/-/75277
引用元: ・「混浴ルールは絶対なんです」5歳の息子に「年齢確認」を求めたスーパー銭湯。シングルマザーの不満 [七波羅探題★]
ジェンダーフリーでみんなにっこりよ
そもそも年齢いった男の子を女風呂に入れるなとうるさいのも女

