一見すると畑違いの事業への参入だが、同社が2023年から提供してきた業務自動化サービスで培ったAI技術とオペレーション効率化のノウハウを武器に、大手も参入する成長市場に本格参戦する。
ターゲット層の策定や業界内における立ち位置の意味で、その発想は「chocoZAPに近い」と同社は説明する。その真意とは? 中小企業が経理業務を「AIに丸投げ」する時代はやってくるのか?
◼中小企業の経理を「AIに丸投げ」は実現するか
UPSIDER AI経理は、領収書や請求書の写真をアップロードするだけで、自動的に仕訳・記帳を行い、請求書発行や支払い処理、月次決算レポートの作成までを代行するBPOサービスだ。
AIを活用することで、オペレーター1人当たり50~60社を担当できる効率性を実現した。
既にβ版として350社以上が導入しており、「全てを丸投げできる」をコンセプトに、経理人材の確保に悩む中小企業の課題解決を目指す。
UPSIDER AIシリーズ事業責任者の森大祐氏は、中小企業の課題を「経営者は忙しいが決算が必要。経理処理を一定時間を使ってやらなくてはならない」と説明。
「経理人材を採用すると人件費がかかり、人材も不足している。これを解決するため外部にお願いしても、税理士・会計事務所にお願いすると人材不足」と指摘し、企業側・士業側・金融機関側の三者が人的リソースの構造的制約を抱える現状の解決を目指す。
(略)
◼「経理のchocoZAP」、2028年に2万社目指す
UPSIDERが目指すのは「経理のchocoZAP」だ。chocoZAPは月額3278円という低価格で24時間利用可能な「コンビニジム」として、従来のフィットネスジムでは継続できなかった層を取り込み、わずか2年で会員数130万人を突破した。
UPSIDER AIシリーズ グロース責任者の安本和真氏は、chocoZAPのように、これまでBPOサービスを利用してこなかった層を開拓していきたいと説明する。
chocoZAPがそもそもジムに通う発想がなかった新たなユーザー市場を開拓したのと同じように、UPSIDER AI経理は経理人材を雇用したり外部委託したりする発想に至っていない企業の代表者をターゲットにする。
「代表者も経理業務が大変だと思ってはいるが、他の解決手段をあまり検討せず、なんだかんだ自分でやってしまうと考えている」層を、手軽で安価なサービスで取り込む戦略だ。
chocoZAPが「ちょこっと行ける」「ちょこちょこ続けられる」をコンセプトに、着替え不要で私服のまま気軽に運動できる環境を提供したように、UPSIDER AI経理も経理知識不要で「ちょこっと依頼できる」サービス設計を重視している形だ。
現在β版として350社以上が利用しており、正式版スタート後は月200~300社ペースでの顧客獲得を目指す。
士業、会計系、金融系と幅広いパートナーから協業の申し出があり、「月500から800社ぐらいまで受けられるようにしようという計画を立てている」と、森氏は手応えを語る。
社内計画では2028年7月で累計2万社という野心的な目標を掲げる。
月800社ペースで獲得が続けば、この目標は上振れする可能性もある。森氏も「このペースでいくと、オペレーター採用などを急がなければいけない」と想定を上回る引き合いの多さに驚きを隠さない。
全文は↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b5b2113312d761fdd0208ad27d2a43f9d32454b
[ITmedia ビジネスオンライン]
2025/7/29(火) 6:20
引用元: ・「経理のチョコザップ」は成功するか? 中小向け“経理をAIに丸投げ”市場が興隆 [煮卵★]
人数少なくていいから、無能は淘汰されるか。
経理とAIは相性良いから取って代わられる日が来るのも早いと思ってた
そのうちfreeeとかマネーフォワードにAI標準搭載される

