だが、3年目となる25年度の補助金申請額(18日時点)は前年と同じ1350億円の予算に対し約23%にとどまっている。ただ、既存住宅約5500万戸のうち、現行基準の断熱等性能の等級「4」を満たすのは2割以下と少数。同協会の平能正三理事長(三協立山社長)は「窓改修は一般的に寒くなると関心が高まる。暑さ対策の効果を周知すべきだ」と課題を指摘する。
そこで始動させたのが、快適な住まい情報室だ。三協立山、不二サッシ、LIXIL、YKK APの4社が運営しており、25年度が集中支援の最終年とされる先進的窓リノベ事業の活用を促す。LIXILの小林智常務役員サッシ・ドア事業部長は「大型補助金は居住空間を快適に改修するチャンス。業界として推進したい」と意気込みを示す。
実際、住宅の構造で熱の逃げ道が最も大きいのが窓などの開口部とされる。だが日本サッシ協会によると、既存住宅の約7割はアルミサッシと単板ガラスを組み合わせた断熱性能の低い従来の窓が使われている。樹脂サッシとLow―E(低放射)トリプルガラスを組み合わせた高断熱窓との性能の差は「(数値が高いほど熱損失が大きいことを示す)熱貫流率で約7倍になる」(同協会)。
高断熱窓の導入は、光熱費の削減効果も期待できる。公表されている試算では、一戸建て住宅で全ての窓を高断熱窓に改修した場合の削減額は年間2万2000―2万7000円程度。集合住宅の両端に位置する妻側住戸では同約2万1000円になるとされる。
ただ、課題もある。窓の断熱改修は主に内窓の設置と外窓の改修に分かれる。内窓は価格や施工が手頃な一方で開閉の手間が増えるほか、外窓が劣化すると窓の間に結露が発生する可能性がある。これに対し外窓の改修は内窓と比べて高性能だが、費用が割高になる。メーカーや販売店には、住宅の条件や状況、予算に合わせた提案が求められる。
ここにきて、デベロッパーや建材メーカー、関連団体による業界横断的な動きも出てきた。住友不動産を代表とする5社2団体は「断熱・省エネリフォーム推進タスクフォース」を7月に発足。既存住宅の改修による高断熱化や省エネ化のアピールに取り組む。LIXILとYKK AP、三協立山も参画しており、窓の断熱改修に弾みを付ける。
8/23(土) 15:10配信 ニュースイッチ
https://news.yahoo.co.jp/articles/58a5dd97a0cf418e64b851853612969c8cea697a
引用元: ・【住まい】暑さ対策に窓の断熱改修は有効だ 日本サッシ協会が周知活動 [シャチ★]
暑すぎて幻覚を見ているようだ
本当にクソ

