https://mainichi.jp/articles/20250918/k00/00m/200/062000c河慧琳 有料記事
2025/9/21 13:00
歌手のMISIAさんは20年近くにわたり、アフリカの子どもたちを支援する活動に取り組んでいる。今年7月には9カ国目となるアフリカ訪問で、マダガスカルに足を運んだ。日本の子どもたちにアフリカの現実を知ってもらおうと、各国で得た経験や現地の人たちとの交流をもとに、2作目となる絵本を8月に出版。MISIAさんは「世界を知り、この地球上で一緒に仲良く生きていく方法を皆で模索したい」と語る。
――7月にアフリカのマダガスカルを訪れました。
◆2007年からアフリカの国々を訪問し、今回10回目になります。国によって個性がありますが、マダガスカルはアジア系(マレー系やインド系など)にルーツを持つ方が多く暮らし、アジアの影響が見られる地域でした。食事もコメが主食で、コメのほとんどを自給自足でまかなっています。今回、国際協力機構(JICA)がアフリカで実施している人材育成の現場を見せてもらい、日本語学校で特定技能労働者として日本で就農予定の生徒たちと話をしました。彼らは私の話す言葉をノートにメモしながら聞いていて、勤勉でシャイなところが少し日本人にも似ているように感じました。
環境面で言えば、マダガスカルに限らず、アフリカではプラスチックごみの処理が問題になっていました。日本ではプラごみを燃やす際に有毒ガスが出ないようにする技術がありますが、そうした技術がなかったり、処理施設を建てる財政的余裕がなかったりしてごみを埋め立てている国もあります。マダガスカルはアフリカの中でも最貧国の一つ。日本の支援を受けながら、ごみの回収方法や分別の仕方を学んでいる段階でした。
故郷長崎で平和と自然の大切さ感じ
――なぜアフリカに興味を持ったのでしょうか。
◆元々アフリカにルーツを持つソウルミュージックが好きで、アフリカ支援を呼びかける「We Are The World」や「Do They Know It′s Christmas?」といった楽曲を通じて子どもの頃から貧困問題に関心を抱いていました。長崎県で生まれ育ち、原爆投下日の8月9日は学校に行って黙とうをささげ、平和教育を受けます。「どうして戦争はなくならないのか」ということを非常に考えさせられる環境にいました。
また、幼少期に暮らしていた対馬市は自然が豊かな場所で、環境問題にも自然と目が向きました。自分で魚を釣っても、きれいな所と汚れている所では魚の味が違うことを感じるのです。日々勉強する中で貧困や平和、環境問題といった個々の問題が一つにつながっていると気づきました。そして、環境やエネルギー問題、水質汚染を解決することが紛争を減らすことにつながるのではないかと考えるようになりました。
教育支援活動に取り組む
――環境問題や紛争解決を考える中で、実際にアフリカでの支援活動を始めました。
◆05年に貧困撲滅キャンぺーンに参加し、07年にロックバンド「U2」のボノさんが…
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引用元: ・【音楽】「教育は僕に翼をくれた」 MISIAさんが続けるアフリカ支援活動 [少考さん★]
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