「日本で暮らし続けたい」から入管を訪れたのに…クルド人男性Mさん＝仮名　はその日、「危険が待つ」トルコへ送還された

トルコでの迫害を逃れ来日し、四半世紀にわたり難民認定を求めてきたクルド人男性Mさん＝仮名、埼玉県川口市＝が、出入国在留管理庁（入管庁）により母国へ強制送還されたことが分かった。今月下旬に手術を控えた胆石症など健康不安も抱え、在留資格のある子どもと「日本で暮らし続けたい」と願っていたが、入管庁は一顧だにしなかった。（飯田克志）

◆到着したトルコの空港で待っていたのは「警察の暴力」

仮放免更新日に東京入管を訪れたMさん。その日のうちに強制送還された

Mさんは、仮放免更新日に東京出入国在留管理局（東京入管）に出向いたが、更新を認められず収容、即日送還された。市民団体「クルド人難民Mさんを支援する会」によると、到着したトルコの空港で警察に拘束され、日本での生活について長…

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