タワーマンションや商業施設の開発が進み、「職住近接」志向の社長が増えている。東京都心に近い埼玉、千葉でも「川口市」、「船橋市」、「市川市」、「松戸市」など、東京のベッドタウンが全国30位以内に入った。
県庁所在地の社長比率は、東京23区を除き、2位に大阪市4.1%、3位に福岡市3.39%、4位に京都市3.31%、5位に名古屋市3.2%、6位に横浜市3.0%など、大都市圏の中核都市が上位を占めた。
首都圏以外の社長比率は、22位に兵庫県西宮市、23位に大阪府東大阪市が上位に入った。社長の居住地は「職住近接」がトレンドだが、昔からのベッドタウンや高級住宅地、中小企業の集まる街も根強く、「利便性」と「生活環境」で二極化が加速しているようだ。
※ 本調査は、東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、社長(個人企業を含む)の居住地を抽出し、ランキングした。前回調査は2024年10月1日発表。
※ 社長居住地の最小単位は「町村」ベースで、 「丁目」は区分していない。
※ 同一人物が複数企業の社長を務める場合、売上高が大きい企業を採用し、重複企業は対象外とした。
社長が住む街 最多は「港区赤坂」が13年連続トップ、唯一の4,000人越え
社長が住む街の全国トップは、東京都「港区赤坂」の4,596人だった。13年連続で首位を守り、唯一、4,000人を超えた。「赤坂」は、若者に人気の商業施設や繁華街がある一方で、高級マンションが建ち並ぶ閑静な居住地だが、各国大使館員や外資系企業の駐在者も多く暮らしている。
2位は、東京都「新宿区西新宿」の3,888人。乗降客数が世界一の新宿駅に隣接し、東京都庁など高層ビル群が並ぶ副都心に位置する。近年はタワーマンションの建設が続いて住宅供給が進み、交通アクセスなど利便性を重視する富裕層に人気が高い。
3位は、赤坂に隣接する東京都「港区六本木」の3,559人。六本木ヒルズが街のランドマークで、外国人社長も多い。次いで、「港区南青山」、「渋谷区代々木」、「港区芝浦」、「江東区豊洲」が続き、上位7位の順位は前年と変わらなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a759a53a77ac1edcd9187b535d91ae9477d99528
引用元: ・【社会】東京港区住民6人に1人が社長 調査 [田杉山脈★]

