【東京】米兵が民家屋根にパラシュートで着陸か　羽村市、米軍に抗議へ

　18日午後4時40分ごろ、東京都羽村市川崎1丁目で「米兵がパラグライダーで屋根に墜落している」と目撃者から110番通報があった。

　警察関係者によると、米兵1人が民家の屋根にパラシュートで着陸していた。民家の住民などにけがはなかったという。

　防衛省関係者によると、米兵は横田基地（東京都福生市、羽村市など）で実施された降下訓練中、基地の外に降りたとみられる。これまで同基地で同様の事案は確認されていないという。

　防衛省は在日米軍に対し、原因究明や再発防止を求める方針。羽村市は「国及び米軍への抗議を予定している」としている。

　現場は米軍横田基地から2キロほどの住宅街。近くに住む80代男性は「ガシャン」という音を聞いて現場に向かったところ、パラシュートが屋根に引っかかっていた。

　男性によると、米兵とみられる男性が地面に倒れており、ほかの住民から声をかけられると手でＯＫサインを出していた。男性は「民家にパラシュートで米兵が降りてきたことは聞いたことがない」と話す。

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