【読売新聞】 台湾検察当局、東京エレクトロンの子会社に罰金６億円…半導体技術を不正に取得

　台湾の中央通信社などは２日、半導体受託製造で世界最大手の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の半導体技術を不正に取得したとされる
事件で、台湾の検察当局が日本の製造装置大手・東京エレクトロンの台湾子会社に対し、罰金１億２０００万台湾ドル（約６億円）を
支払うよう裁判所に求めたと報じた。　事件を巡っては、ＴＳＭＣの元従業員ら３人が国家安全法違反などで起訴されている。報道によると、検察当局は３被告だけでなく、
台湾子会社にも監督責任があると判断。罰金のほか、同社を同法違反など４つの罪で起訴した。

検察当局の発表などによると、３人のうち、元従業員１人は再就職した東京エレクトロンの台湾子会社で営業担当として勤務。
同社がＴＳＭＣの先端設備のサプライヤーになることを期待して機密情報を入手したとされる。

2025/12/03 00:29
https://www.yomiuri.co.jp/national/20251202-GYT1T00294/