分娩費、全国一律に　出産無償化へ厚労省検討　お祝い膳などは除外

　厚生労働省は出産にかかる標準的な費用の無償化に向け、現在は医療機関ごとに異なる分娩（ぶんべん）費を、全国一律で基本単価を決める方向で調整に入った。基本単価分は社会保険料から支出して自己負担は求めず、代わりに現在、出産した人に給付される出産育児一時金をなくす。新制度は一斉ではなく、可能な施設から始めることも検討する。　お祝い膳やエステといったサービスは基本単価に含めず、自己負担を原則とする。こうしたサービスに対し、一定の現金を給付する考えもあり、さらに検討を進める。厚労省は年内に制度の骨格をまとめる方針だが、基本単価の額については年内に結論を出さず、来年以降も議論を続ける。

出産は帝王切開などを除き…(以下有料版で，残り401文字)

朝日新聞　2025年12月3日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/ASTD23S39TD2UTFL034M.html?iref=comtop_7_01