引用元: ・無免無車検無保険で高校生轢いた3日後に小学生轢き半身不随にして更に無免運転に3年2か月 [866556825]
有罪判決を受けたのは、鳥取県伯耆町上野の無職の男(75)です。
男は去年3月31日、鳥取市内で横断歩道を渡っていた小学生を車ではねて大けがをさせ、その3日後の4月3日には安来市内で車を運転し自転車の高校生と衝突したのに救護などをせずにそのまま逃走。
さらにひと月後の5月7日から3回にわたり無免許運転していたとして、過失運転致傷や道路交通法違反などの罪に問われていました。
去年3月の事故で男の車にはねられた当時9歳の小学生は頭部に傷を負い、約2か月の間意識不明となっていて、裁判の中で検察側は、被害者の小学生の家族が「左半身が麻痺して自分で起き上がることはできない、お金がないと自分のことしか考えない被告を許すことはできない」と話した内容などを証拠のひとつとして提出していました。
弁護側は被告人質問で、男に多額の借金があり、車も任意保険に入っていなかったので年金生活では賠償が難しいこと。
4月のひき逃げは3月の事故の直後だったが事故をしなければ大丈夫だろうと安易に考えて運転し3月に続いてまた事故を起こしたことや車検切れの車だったことを隠そうと救護せず立ち去ったこと。
5月の無免許運転は男が運転を続けるのをみかねた男の息子が通報したことなどを明かしていました。
検察側は論告で「被害者は、横断歩道手前の歩道上で、通過する車両を待ってから横断したものであり、何ら落ち度はない。
春休み中に友達と遊ぶために外出した際に本件被害に遭って入院約1年間を要するびまん性軸索損傷等の傷害を負い、神経系統の機能に著しい障害を残し、常に介護を要する後遺症が残っているのであり、正に生活を一変させられた」として、被害結果が極めて重大であると指摘。
また、「自宅に車検の有効期限があり自賠責保険に加入している軽トラックがあったものの、軽トラックを長時間運転すると腰が痛くなるとの極めて安直な理由から、あえて既に廃車手続きをしていた車検切れで自賠責保険未加入のヴォクシーを運転した」「第1の事故を起こし、わずか3日間しか経っておらず、その被害者の容態が極めて深刻な状況だったにもかかわらず、廃車手続をしていた車検切れで自賠責保険未加入のヴォクシーに別車両のナンバープレートを取り付けてまで運転しようとした」など、犯行経過、態様は極めて悪質であるとして、懲役3年6か月を求刑していました。
そして、14日の判決公判で安西二郎裁判官は、「人身事故2件、交通法規の違反を短期間に重ねたことは強い非難にあたり、社会的に更生できないことを自ら証明した」として、懲役3年6か月の求刑に対し、懲役3年2か月の判決を言い渡しました。
取材に対し、男は「量刑は妥当で控訴はしない」とし、被害者に対し「金銭的な賠償はできないので申し訳ない」などと話しました。

