引用元: ・新潮「内閣が吹き飛びかねない『カタログギフト』事件でも高支持率 一体なにが? [789920621]
先の衆院選で歴史的大勝を収め、向かうところ敵なしの高市早苗政権。選挙後に実施された報道各社の世論調査によれば、選挙前より上昇した社の方が多かった。ただ、高市氏の就任後、「台湾有事答弁」や「カタログギフト配布問題」、「SANAE TOKEN(サナエトークン)」に至るまで、足元をすくわれかねない事案はそれなりに発生しているが、大きな向かい風にならず微風に留まっているとの印象が永田町にはあるようだ。実際、どのように捉えられているのだろうか。
「解散自体もちろんサプライズでしたし、大勝もサプライズ、そして内閣支持率がその後も下がっていない、下がっているメディアがあっても微減に留まっているのもサプライズです。こんな政権を見たことがないですね」と、政治部デスク。
高い求心力がある
高市政権は2025年10月にスタートした。それから4か月ほどが経過したわけだが、足元をすくわれかねない発言や事案はそれなりにあった。
「台湾有事発言や地元宗教団体から3000万円の寄付を受け取っていた違法献金疑惑、『竹島の日』における式典への“閣僚派遣見送り”、自民党の当選議員全員へのカタログギフト配布、解散時には言っていなかった年度内予算成立のゴリ押し、そして直近のSANAE TOKEN騒動など、あげてみれば確かにそれなりに問題が続いていますね。アメリカのイラン攻撃直後に石川県知事選の応援に出かけたというのも、なかなか大胆な行動なのは間違いないでしょう。冷静に見れば、並の内閣なら吹っ飛んでもおかしくないようなテーマもないわけではないですが、選挙前も後も内閣に勢いがある、高市氏に高い求心力があるという点が大きいと思います」(同)
「たとえばカタログギフトについては配布前から法的問題をクリアできているか専門家にも確認し万全の体制を敷いていましたが、それでも世間の評価を高市氏は気にしていました。強い批判が巻き起こることも想定されましたが、高市氏は“常識の範囲内の金額。食事会苦手だから配ったが批判受けるなら慎みたい”という主張をして乗り切ってしまった。これまでなら“胡蝶蘭プラス当選回数別に食事会”がセットでしたから、高市氏のやり方はかなり異例でした。しかし、歓送迎会などの酒席が苦手で欠席することがとがめられない、逆にとがめる方がパワハラ・モラハラ視される昨今の風潮も手伝い、“食事会苦手”は世間的に受けがよかったのでしょう」(同)
もっとも、このバラマキに関して批判が盛り上がらないのは、永田町にはスネに瑕持つ者が多いからという面もあるようだ。中道改革連合の小川淳也代表がこの問題を国会で追及する姿勢を見せ始めると、小川氏が自身を追いかけたドキュメンタリー映画のチケットを以前に政治資金で大量買いしていた事実がネットで蒸し返されることになった。
ネットの無名戦士たち
「この蒸し返しに小川氏がひるんだのかわかりませんが、国会での追及は想定されたものより相当トーンダウンしました。自民党は衆院選時にかなりの予算を組んで代理店を通じてネット対策を展開していたと聞きました。選挙後は何も行っていないようですが、その効果が続いている印象ですね。“ネットの無名で無報酬の戦士たちが高市政権を支えている側面は大きい”と言われていますね」(同)
歴代首相にも一定数の「戦士」はいたのだが、高市氏のそれとは数も熱量も異なるというのは衆目の一致するところであろう。
国会で高市氏に厳しい質問をすれば、その動画が批判的コメントと共にアップされる。SNS上で批判めいたことを投稿した政治家に対しても、かなりの批判が寄せられる。むろん共感や賛同の声も寄せられるとはいえ、神経を消耗するのは想像に難くない。
ストレスを抱えるに留まらず、失職した大物議員もいた。台湾有事発言を引き出した中道の岡田克也元外相は「発言を引き出したお前が悪い」などといった批判が拡散され、落選の憂き目にあったのは記憶に新しい。この拡散に戦士たちが貢献したのは言うまでもない。「東京高裁が旧統一教会に解散命令を出す中で、かつて高市氏が統一教会の機関紙『世界日報』に何度も登場したことも一部では批判されましたが、これもさほど支持率には影響を与えていません。宗教関係では地元の宗教団体からの献金についても問題視されなくなりましたね」(同)
高市氏の名前入り仮想通貨SANAE TOKENは即座に自身のXで関与を否定して注意喚起したが、運営側からアプローチを受けた地元支援者が「高市事務所に声掛けはした」ことをメディアの取材を通じて認めている。金融庁が調査を検討しているとの報道もあった。
安倍元首相の「森友問題」
「支援者自身、仮想通貨だと思っていなかったようですが、政権に勢いがなければ“脇が甘い”と言われ、問題を引きずって支持率に影響した可能性もあります。安倍晋三元首相の『森友問題』は長引き、政権の体力を奪いました。あの時に今の高市内閣くらいの勢いがあれば文句を言われることもなく、さほど大きな問題にならなかったのではと言う人は確かにいますよ」(同)
数々のトラブルや疑惑を吹き飛ばしてきた高市内閣だが、決して前途洋々ではない。ただでさえ物価高への有効な手は無いと見られていたところに、米国・イスラエルによるイラン攻撃の影響も大きな懸念材料となっている。高市内閣がわかりやすい実績をあげられるかについては悲観的な見方も強い。「岩盤保守層」に関して言えば、8月には靖国参拝を実行するかどうかが一つの試金石となる。石破氏に敗れた総裁選の際には、「靖国神社参拝を首相として実現します」と明言しているのだ。「日中関係に鑑みて断念」というわけにはいかないだろう。
政治部デスクが「こんな政権見たことない」と感嘆する勢いはいつまで維持されるか。無名の戦士たちの戦いぶりに負うところも大きそうだ。
倫理的にも問題ない合法な当選祝いをなぜ問題視するんだよ
70代ですらメディアを疑う人も増えてきてるからな

