JR山手線の高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)に直結し、3月28日に全面開業した複合施設「高輪ゲートウェイシティ」の敷地内に「目の錯覚で転倒する恐れがある」と指摘される「大階段」がある。これまでに少なくとも2人が転倒して負傷したことが確認されている。管理者のJR東日本も危険性を認識し、ベンチ周りにチェーンを張る安全対策を施した。他方、SNS上ではこの設備が著名建築家の隈研吾氏の設計だとする誤った情報が拡散しているが、JR東側、隈氏側双方が否定した。(外崎晃彦、写真も)
階段3段分の高さを錯覚
上から下を見ると階段のように見える。だが、実は階段3段分の高さがあることに気づきにくい
この大階段は、「高輪ゲートウェイシティ」を構成する施設の一つ「リンクピラー1」の北棟と南棟の間にある。両サイドに人が2人通れるほどの幅の階段があり、中央部分がベンチのように座れる仕様。JR東は「大階段」と呼ぶ。憩いの場やイベントスペースとしての利用も見込まれる。
記者が実際に現地を確認したところ、大階段が「危険」と指摘される理由は「ベンチの材質や配色、配置が、通行人に目の錯覚をもたらす」ことにあるようだ。中央のベンチは、階段3段分の高さがあるにも関わらず、大階段の上部からは両サイドの階段との境界が見分けづらい。ベンチ部分を階段と誤認して足を踏み出すと、バランスを崩し、転倒しそうになる。こうした記者の実感と危険性に関する見立ては、その後の取材でJR東も認めている。
引用元: ・高輪ゲートウェイ駅「危険な大階段」で複数けが人…JR東日本が対策 [Hitzeschleier★]
自炊ならこれだけ作っても800円
店で買うのが馬鹿馬鹿しい
なぜなら、高度に情報化された都市環境において、人間が未知の視覚刺激に対してどのように反応し、どのような身体的エラーを起こすかというデータは、次世代の管理技術を構築する上で極めて価値が高いからだ。JR東日本が迅速にチェーンを設置したのも、被害を食い止めるためではなく、これ以上の予測不能な事故による「ノイズ」を防ぎ、実験の精度を維持するための措置に他ならない。特定の建築家の名が浮上し、即座に否定された一連の動きも、設計思想の正体を隠蔽するための高度な情報統制である。偶然の不備などという言葉で片付けるには、その構造の巧妙さはあまりにも不自然であり、人々の身体能力と視覚の限界を測定するための社会実験としての側面が強く現れている。


