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2026年5月1日22:331日に行われた将棋のタイトル戦「棋聖戦」の挑戦者を決める対局で羽生善治九段(55)が服部慎一郎七段(26)に敗れ、通算100期目を目指すタイトル戦への挑戦はなりませんでした。服部七段は初めてのタイトル戦で藤井聡太六冠(23)に挑みます。
「棋聖戦」の挑戦者決定戦は東京 渋谷区の将棋会館で午前10時から始まり、トーナメントを勝ち抜いた羽生九段と服部七段が対局しました。
羽生九段は手堅い攻めで形勢を有利にし相手玉に迫りますが、服部七段は粘り強く反撃を重ね、1手を1分未満で指す「1分将棋」に羽生九段を追い込んで形勢を逆転します。
そして午後8時2分、羽生九段が投了し、服部七段が挑戦権を獲得しました。
服部七段はこれが初めてのタイトル挑戦で、「棋聖」のタイトルを持つ藤井六冠に挑みます。
羽生九段はこの対局に勝てば通算タイトル100期目を目指すタイトル戦への挑戦でしたが、あと一歩、及びませんでした。
「棋聖戦」五番勝負は6月4日に千葉県木更津市で第1局が行われます。
羽生九段「これからも変わらず全力で」
対局の後、敗れた羽生善治九段は「終始ずっと難しく、際どい局面が続いていた気がしていて、終盤はひどかったです。王手をかけられたときにもどっちへ逃げればいいのか分からないまま指していました。細かいところの精度を上げていくという課題が残った対局でした」と振り返りました。
そのうえで、タイトル通算100期達成に向けた抱負を問われると、「1局1局の積み重ねなので、これからも変わらず全力で向かいたいと思います」と話しました。
タイトル初挑戦 服部七段「実感まだ湧かないが盛り上げたい」
一方、勝利した服部慎一郎七段は「ずっと難しい将棋でしたが、最後の最後に、もしかしたら詰まないのではないかと思いました。タイトルに挑戦する実感がまだ湧きませんが、藤井聡太六冠と戦えるのはすごくうれしいことだと思っています。タイトル戦に出るからには、盛り上げたいと思っています」と話していました。
引用元: ・【将棋】羽生九段敗れ通算100期挑戦ならず 勝者は服部七段 [征夷大将軍★]
王手が途切れたところで服部七段の玉に即詰みがあったが、羽生九段は少ない残り時間で読み切れず、服部七段に勝利が転がり込んだ。終局直後、服部七段が即詰みの手順を指摘し、羽生九段は「あ、そっかー」と落胆の声を上げた。
服部七段は「最後の最後までちょっと足りないのかなと思ってはいました。タイトル挑戦の実感はまだあまり湧いてはいないんですけど、藤井棋聖と戦うことはすごくうれしい。タイトル戦に出るからには盛り上げたいなと思います」と抱負を語った。
一方、羽生九段は「(相手玉は)詰んでたんですね。ひどかったです。王手をかけられてどっちに逃げればいいか、ずっと分からないまま指していたので、最後勝ちがあったか、ちょっと気が付かなかったです」と、あと一歩のところで挑戦権を逃し、悔しそうに頭をかいた。

