2026年10月30日 21:03
東京大学の学長選考を巡り、学長選考・監察会議は30日、藤垣裕子教授を選んだ詳しい経緯を公表した。選考委員による2度の投票で、藤垣氏がいずれも最多票を獲得したと説明した。
東大次期学長に決まり、記者会見する藤垣裕子教授(右から2人目)と選考・監察会議議長の国谷裕子氏(同3人目)ら(9月29日、東京都文京区)
学長選考では事前に、教職員らによる意向投票を実施。上位候補者3人に対する2回目の投票で工学部系の染谷隆夫副学長が1107票で過半数を獲得した。藤垣氏は2位(553票)で、選出理由について学内外から説明を求める声が上がっていた。
同会議の資料によると9月28日、第2次候補者の5人を対象に、委員16人が1回目の無記名投票を実施。過半数を獲得した候補者はおらず、藤垣氏が最多の7票を獲得した。染谷氏は4票だった。
その後、上位3人を対象とした2回目の投票で、藤垣氏は12票で過半数を得た。ほかの2人はいずれも2票だった。最後に議長を除く委員15人で藤垣氏の選出について表決を行い、14人が承認した。
東大では7月、関連法人の一般財団法人「総合研究奨励会」で元事務局長による不正流用が判明。染谷氏は一時期、同法人の代表理事を務めていた。
選考会議はこの不正について、東大が公表した報告書をもとに意見交換を行ったが、統一的な見解はまとめなかったと説明。選考では「事実と未確認の情報を区別し、事実に基づかない臆測や噂によって評価しない」と決めていたとした。
学長選考を巡っては、教職員有志が経緯の説明を求めている。文部科学省も10月20日、東大側に検証を要請した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD30B7L0Q6A031C2000000/
COMMENTARY解説
意向投票553票の藤垣氏、委員投票は7票から12票で最多。
教職員の意向投票で1位だった染谷氏は落選した。
逆転の理由は記事になく、文科省の検証要請が次の焦点だ。
委員16人による1回目投票では藤垣氏7票、染谷氏4票で過半数なし、2回目で藤垣氏が12票を得た経緯が示された。関連財団の不正流用で染谷氏が一時代表理事を務めていた点は意見交換したが統一見解はまとめていない。逆転を支えた具体的な評価基準は記事になく、文科省の検証要請に東大がどう応じるかで、選考過程の信頼性がどこまで示されるかが分かる。
VOICESネットの声
普通の神経じゃないんだろうね
クロ現の国谷さん見損なったで
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