2026年11月3日 05時00分 有料会員限定記事
高市早苗政権が支援する新人の古謝玄太氏が現職の玉城デニー氏を破った9月の沖縄県知事選。期間中にユーチューブに投稿された関連動画のうち東京新聞などの地方紙6紙が再生数上位100本を分析したところ、古謝氏には肯定的、玉城氏には否定的な内容が目立った。どんなチャンネルが見られていたのか。(森本智之)
◆投稿された動画は7819本、総再生数は約1億8273万回に
動画分析は、渋谷遊野・東京大大学院准教授(社会情報学)の収集データを基に東京新聞、北海道新聞、河北新報、京都新聞、神戸新聞、琉球新報が連携した。県知事選告示日の8月27日から投票終了の9月13日午後8時までに投稿された動画は7819本、総再生数は約1億8273万回に上った。
チャンネル別で計約1129万回超と、再生回数1位となったのが「おみそちゃんねる【世界どん深闇ニュース】」だ。期間中に17本の投稿があり、男性の一人語りのスタイルで「兵庫県知事選と同じく(略)ユーチューブから私と一緒に奇跡を起こしませんか」「デニーさんが知事になったら沖縄が中国領になる。(略)これあながち根拠ゼロじゃない」などと話した。
同2位は右派系のネット言論番組の草分けとして知られる「真相深入り!虎ノ門ニュース」。「オスプレイが煙を巻き上げて洗濯物が汚れたというのが社会面トップ」「沖縄の場合は新聞読むとあほになる」などと、地元メディアをからかうような発言もあった。
両者の動画は玉城氏に批判的な内容だった。
◆「玉城氏をたたくとネトウヨ的な視聴者層には受ける」
ネット上の言論に詳しい作家の古谷経衡氏によると「虎ノ門ニュース」は「百田尚樹氏らが出演し、2010年代は右派系番組では1強状態だった」という。ただスポンサーだったディーエイチシー(DHC)がオリックスに買収されると、運営体制が刷新され「再生数は以前ほどではなくなった」。おなじみの右派系の出演者が複数並んで語らせる座組みが特徴というが、現在は「『文化人放送局』や雑誌『WiLL』のネット番組など同様の番組が複数できて乱立している状態」という。
作家の古谷経衡氏(資料写真)
古谷氏は「玉城氏をたたくとネトウヨ的な視聴者層には受ける」とし、今回の分析で肯定的な動画が目立った古謝氏については「ネトウヨ業界ではこれまで注目されてこなかった人で、玉城氏がたたければ誰でも良かっただけではないか」と推測した。
一方、おみそちゃんねるについては「(元は)都市伝説や陰謀論系の番組の一つ。視聴者層は既存のネトウヨ層とは異なるだろう」と話す。「いまの普通の人の感覚の中に、中国はおっかなくて信用できないという感覚が広がってきており、中国と結びつけた方がバズるだろう」という発想が広がったとみる。
◆「選挙や政治の動画はもうけやすくおいしい」
ジャーナリストの津田大介氏は「おみそちゃんねるは『オールドメディアが報じない闇を暴く』というスタンスで兵庫県知事選を取り上げ、大成功した。今回の動画も同じ印象だ」と振り返る。その上で、再生上位のチャンネルについて、こうした「暴露風の時事解説」のほか、虎ノ門ニュースなどの「右派系言論番組」、「選挙専門メディア」、「ショート動画」の四つに分類できる、とした。
津田氏が今回の沖縄県知事選で「大きな変化を感じた」というのが三つ目の「選挙専門メディア」だ。例えば「選挙ドットコムちゃんねる」について「ある意味地味な玄人向けのチャンネルだったが、今回明確にスタンスが変わった。左派に厳しい人が出演し、あおってつくるような番組になった」と述べる。
背景にあるとみるのが…
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/525669
VOICESネットの声
結果が既に見えていたから起こった現象なだけでしょ
なくても落選していたよ
全くやらなかった
左派は守りに回ると弱いな
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