2026年1月29日 06時00分 会員限定記事
27日に公示された衆院選では、交流サイト(SNS)上で政治家をおとしめるような中傷が出回っている。生成人工知能(AI)を使った選挙絡みの偽情報も目に付く。今回は短期決戦だけに、SNSの言説が投票に影響しやすい状況にある。私たちはどう見分ければいいのか。(佐藤航)
◆「他国による工作かどうかは分からないが…」
衆院解散が確定的となった今月14日、高市早苗首相の顔を不自然に加工した写真を添え、次のように揶揄(やゆ)した文言がX(旧ツイッター)に投稿された。「高市早苗のその姿は、彼女の心の闇と恐ろしさを物語っています」。すぐに拡散され、28日時点で表示回数は360万回を超えた。
ネット空間の偽情報を監視するサイバーセキュリティー会社「ジャパン・ネクサス・インテリジェンス」(JNI、東京都新宿区)の竜口七彩(たつぐちなさ)ヘッドアナリストは「高市首相の印象を悪くするような投稿を繰り返している」とみて、投稿元のアカウントの動きを追った。所在地は中国。フォロワーは8万人近く、以前は中国語と英語で投稿していたが、高市氏が首相に就任すると日本語の投稿も増え始めた。衆院解散が濃厚になってから、首相への中傷や選挙の話題も目立ってきた。
他のアカウントを使って投稿を拡散させた形跡もあったといい、竜口さんは「他国による工作かどうかは分からないが、選挙戦に入ると、何らかの意図を持った情報工作が広がっていく可能性はある」と話す。
SNS上では公示前から選挙絡みの偽情報が流れている。ネット情報の真偽を確かめるNPO「日本ファクトチェックセンター(JFC)」は25日、「衆院選を前にすでにディープフェイク(生成AIで作る巧妙な偽画像や動画など)が拡散」と題する記事をホームページで公開した。
◆「選挙工作と分からない複雑かつ巧妙なものも増えている」
Xに投稿された、中道改革連合の公式ロゴ(右)と中国国旗に似せたとみられる偽のロゴ
一例として挙げたのが、新党「中道改革連合」のロゴマークを中国風に改変した画像が、中道と中国を結び付ける言説とともに拡散されたケース。「新党がロゴを発表した後に作られたとみられる」と分析する。
ある立候補予定者が真冬にタンクトップ姿で街頭演説する画像も紹介。画像右下に生成AIによる加工を示す「透かし」があることなどから、本人が投稿した写真を何者かが加工した偽画像と判定した。
明治大の斎藤孝道教授(情報セキュリティー)は、世論誘導したい情報を「バズりそうな話題」として発信し、影響力のあるインフルエンサーが拡散してくれるのを狙った手口もあると指摘。「選挙工作と分からない複雑かつ巧妙なものも増えている」と解説する。
総務省は23日、SNSなどの運営事業者に対し、偽情報の拡散や悪質な誹謗(ひぼう)中傷の削除要請には迅速に対応するよう要請した。
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◆発信源や根拠、関連情報の確認を
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/465082
引用元: ・ニセ情報の発信源を探ると…SNSに溶けこむ「情報工作」、衆院選で活動激化? ディープフェイクに騙されるな:東京新聞 [少考さん★]
となぜか書きたくなるスレ

