フィナンシャル・タイムズ(FT)は2日、「ホルムズ海峡の封鎖により、グローバルな原油在庫量が危険水準以下に落ち込んだ。価格が大幅に上昇するまであと残り4週間」とし、5月末を原油価格上昇の「臨界点(tipping point)」と指摘した。
コンサルティング会社エナジー・アスペクツの創業者、アムリタ・セン氏はFTに対し、「戦争が6月末まで続くなら、すべての原油在庫が底をつくだろう」とし、「原油価格は言い値になる。緩衝地帯がない」と述べた。続けて「原油と石油製品ともに、価格が相当幅上昇すると予想する」と付け加えた。
米投資銀行ゴールドマン・サックスは4日、ロイター通信に「グローバル原油在庫量が8年ぶりに最低値に近接した」と明らかにした。米国エネルギー情報局(EIA)によると、米国は戦略備蓄原油を1日100万バレルずつ放出している。先月24日基準のガソリン在庫は2億2200万バレルだ。年間を通じてこの時期を基準にすると、10年ぶりの最低値だ。ある石油会社の幹部はロイターに対し、「ガソリン在庫が2億1000万バレル線を下回れば見ものだろう」とし、「市場のあちこちが歪むところを見る時点にほぼ到達した」と懸念を示した。
あちこちから在庫(stock)の話が出ている。戦争以降、国際原油価格が「ショック」レベルまで達しないよう抑え込んできたのは、原油タンクに十分に蓄えておいた在庫のおかげだった。実際にホルムズ海峡が事実上封鎖された2カ月余りの間、米ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)基準の国際原油価格は1バレルあたり100~120ドル水準を維持した。急騰したとはいえ、2008年の世界金融危機当時の史上最高値(1バレルあたり147ドル)には及ばなかった。
しかし5月からは原油供給に本格的な支障が予想される。国際エネルギー機関(IEA)が3月に発表した世界的な備蓄原油の放出規模は4億バレル水準だ。ここに戦争勃発前にタンカーに積載された原油(2億~3億バレルと推定)を加えても、最大6億~7億バレル程度だ。
ホルムズ封鎖に伴う世界の原油供給支障規模は1日1000万バレル水準だ。2カ月分は6億バレル規模となる。備蓄原油で耐えられる限界が迫っているという意味だ。IEAによると、韓国の備蓄原油は3月末基準で1億9000万バレルだ。備蓄量規模としては世界6位水準だ。しかし、1日の消費量(290万バレル)を維持する場合、68日分に過ぎない。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」が3日、6月の原油生産量を1日18万8000バレル増やすことで合意したが、ホルムズが封鎖された状況では増産効果は限定的だ。
停戦だけが解決策だが、悪材料が相次いでいる。米国のホルムズ「逆封鎖」により、中国・インドへ向かっていたタンカーまでもが遮断された。グローバルな原油需要に火がつく要因が追加された。4日には停戦後初めて、イランが無人機(ドローン)でアラブ首長国連邦(UAE)最大の石油産業団地であるフジャイラを空爆した。フジャイラはUAE東部最大の港湾がある地域だ。ホルムズを代替できるエネルギー流通の拠点と目されていたが、火魔に包まれた。
IEAによると、戦争が終わりホルムズ封鎖が解除されたとしても、中東の原油生産量を既存の80%まで回復させるには、最低でも8~10週間かかる予定だ。世界銀行(WB)は「戦争が5月中に終わるとしても、今年のエネルギー価格が24%急騰すると予想する」とし、「2022年にロシアがウクライナを侵攻して以来、最高の上昇率を記録するだろう」と予想した。韓国投資証券のイ・チュンジェ研究員は「国際原油価格が1バレルあたり130~140ドル以上に上がる可能性がある。もはや残ったのはオイルショックを目で確認することだけ」と懸念した。
中央日報日本語版 2026.05.06 06:43
https://japanese.joins.com/JArticle/348621
引用元: ・「オイルショック」予告編は終わった…原油在庫が底つく、4週間後に原油価格暴騰 [5/6] [ばーど★]
こちらの韓国側はなんで4月から物資が豊富にある設定なんだ?
それから自然エネルギーへの変換?自然エネルギーこそ不安定だが?
UAEも日本への供給を最優先すると言ってるのにフジャイラがやられるとかなり痛い

