思春期に引きこもりを経験し、決して円満とはいえない家庭環境で育ってきた芸人・山田ルイ53世。彼はある時、母親から電話口で言われた謝罪めいた一言に無性に腹が立ったのだという。
その理由を深掘りして見えてきたのは、親子関係に潜む“無自覚な残酷さ”だった。※本稿は、芸人の山田ルイ53世『僕たちにはキラキラ生きる義務などない』(大和書房)の一部を抜粋・編集したものです。
● 「育て方が悪かった」ほど 子どもにとって残酷な台詞はない
10年ほど前だっただろうか。母親から電話口で、「子育てが下手でごめんね」と謝られたことがあった。
声のトーンから察するに、実際のところは、謝罪と嫌味の狭間……といった感じである。芸人としてブレイクした後、珍しく電話し、他愛もない雑談を交わしていたときの発言だった。
母親からしてみれば、かつて筆者が引きこもりとなった際、上手く対処できなかったとの後悔があったのかもしれない。
まあ、実際、次男たる筆者に限らず、3人兄弟の誰一人として、子育てが「上手くいった」とは言えない状況にあったのは事実だ。
長男は、漫画『ビー・バップ・ハイスクール』に影響を受けたのか知らぬが、分かりやすく田舎のヤンキーと化し、高校を出て以来、今に至るまで音信不通。三男は、国立大学に進学したが、その後は今も生きている、くらいしか情報が無い。
そして、次男は貴族を自称する芸人。この肩書きが一番“まっとう”に見える点からも、我が家の崩壊ぶりが窺えるだろう。
電話口では、
「いや、飯が食えるようになったのも、オトンとオカンのお陰だよ!」
と芸人人生で培ったコミュニケーション技術を駆使して、全力でフォローした。美談のように聞こえるかもしれないが、その実、このとき筆者は、無性に腹が立っていた。
つまり、「子育てが下手だった」という言葉で、自分の生活や人格の大部分を作り上げた子ども時代をリコールされたような気分になったからである。
● 子どもを「自分の作品」と 捉えていないか
「育て方が下手だった」という言葉ほど、子どもにとって残酷な台詞はない。
今や筆者も2児の父。
子を育てる前は「自分のような人間が子どもを持てば、必ずその子に悪影響を及ぼすに違いない」と憂鬱だった。
言ってみれば、筆者の人生は変な色のシャツ。一緒に洗濯したら、自分の人生を「色移り」させてしまうのではないかと不安だったのだ。
加えて、これまで生きてきて「家族」というものに良い思いを持った試しがない。
「色移り」を恐れる気持ちはかなり深刻で、長女が小学4年生になるまで、芸人であるという事実すら頑なに隠していたほどである。
それでもやはり筆者は、娘に対して「悪い育て方をしているかもしれない」と嘆いたり、そんな不安を娘に見せるようなことは、できればしたくないと思っている。
親の育て方如何で子どもの人生が決まってしまう面もあるにはあるだろうが、何だか子どもを「自分の作品」と捉えているようで、傲慢な気がしてしまう。
子どもは、親に言われたことを全て、素直に受け入れて行動するわけではない。学校や友人関係を通して、親のあずかり知らぬところで成長や気づきを重ねていくのが、むしろ健全な発達というもの。お釈迦様が孫悟空を手のひらから逃げられなくしたように、子どもをコントロールしようとするのはおこがましいと気が引けるのだ。
● 自分の落ち度のように言いつつ 子を否定している
不登校になった子どもを見て「育て方が悪かった」。
仕事が続かず無職になった子どもを見て「育て方が悪かった」。
罪を犯した子どもに対して「育て方が悪かった」。
全て、育て方というよりも、育った結果、子どもがやらかしたことに対してのコメントのように思える。昔はヤンチャで手がつけられなかったけど、現在は社会的に賞賛を受けるような人生を歩む人に対して「育て方が悪かったかもしれない……」と悩むことはあまりないだろう。
「私の育て方が悪かった」と自分側の落ち度のように言いつつも、実際のところは、子ども側の過去と現在を否定している。こんな一家心中のような「自虐」もない。
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引用元: ・【芸能】「育て方が悪かった」 山田ルイ53世、カチンときた母親のひと言 「残酷なセリフ」「その言葉は口に出さないで」 [冬月記者★]
気持ちいい事してる時は、まさか人間を育てなきゃいけないなんて思ってないだろうしな
え?
産まなきゃよかったって言われるのが一番残酷だと思う
育て方と言うより
たまたま男3人兄弟で産んでしまった麺もかなり大きいと思う。
周りでも男3人のとこはだいたい親がキャパオーバーになってみんなダメになってる。3人で男含むなら、女男男、男女男、男男女の組み合わせならもっと違った家族になってたかも。
何を発表してるんだか

