◆強制ではない?就活中の学生は「逆らえない」
就活で性別にひも付けたマナーの押し付けを問題視するのが、市民団体「#就活セクシズム 署名チーム」だ。「セクシズム」は「性差別」を意味する英語だが、団体は「女(男)らしく」など、性別に基づいて固定観念を押し付けたり、差別をしたりする態度という意味で使っている。
代表の水野優望ゆみさん(33)=愛知県在住=は、女性、男性ではなく、一人の人間として見られたいと考える「Xジェンダー」。大学時代の就活でストッキングにヒール付きパンプスといった「女らしさ」を押し付けられることに強い違和感を覚え、心身の調子を崩し就活を断念した経験を持つ。
「マナー規範は強制ではないと反論する人もいるが、就活中の学生は弱い立場で、逆らえない」。大学も普段は多様性を尊重するのに、就活となると「就職率を気にして学生を守ってくれない」という。
◆マナー講師「パンツスタイルで問題ない」
団体のメンバーで、大学や企業での研修を手がけるマナー講師の篠原匡朱子まさこさんは「就活の服装やマナーに戸惑いを隠せない、という学生は多い。女性として生活していても、パンツスタイルを通している人はいる。就活でもそれで問題ないと伝えている。規範を押しつける世の中は変わってほしい」という。
状況を改善しようと、団体は学生のジェンダー・アイデンティティー(性自認)の尊重、就活指南の是正などを求め、4月には、文部科学省に署名約3万3000人分を提出。署名はこれまでに、就活サイト運営会社やスーツ販売大手、大学生協事業連合などにも出した。インターネット署名は現在も続けている。
水野さんは、この10年間で就活を巡る状況は「全然変わっていない」と感じている。最近、母校を訪れた時、就活スーツなどの掲示物を見た。「こんなに変わっていないのかという落胆と怒りを覚えた。だから署名活動を始めた」と話している。
◆多様性を尊重する企業も
就活生らのジェンダー・アイデンティティーを尊重する企業もある。
動画配信のUーNEXT(ネクスト)などを傘下に持つ「USEN(ユーセン)?NEXT HOLDINGS(ホールディングス)」(東京都品川区)は、「就活維新」をコンセプトに掲げ、「エントリー時に性別の記載は不要」「面接の服装は自由」などの取り組みをしている。
広報部の担当者は「旧態依然とした就活生らしさの強要や、個性や多様性尊重の阻害となる古い因習の踏襲などへのアンチテーゼとして『就活維新』を掲げている。入社後、どの職種でも性別にかかわらず社員が活躍しており、性別は合否に影響しない」と言う。
◆メンズパターンにニーズ
また、オーダースーツブランド「FABRIC(ファブリック) TOKYO」(渋谷区)は、全ての性別の人にメンズパターンのスーツを提供。就活中の女性からの相談、注文もあるという。
広報チームの八鍬やくわ真佐美さんによると、2019年に女性から「友人の結婚式に男性用のスーツで参加したい」と注文されたのを契機に、20年8月まで期間限定で提供を開始。体のラインが強調されがちな女性向けの服を望まない女性や、メンズスーツを着たいトランスジェンダーの人らのニーズがあり、21年夏、渋谷に常設の「オールジェンダーストア」をオープンした。
文部科学省が事務局を務め、全国の大学などでつくる「就職問題懇談会」は4月、就活に関する企業への要望を経団連などに提出。文科省学生支援課によると、性差別には直接言及していないが、採用に当たり「学生が持つ多様性を尊重する」ことなどを求めている。
東京新聞 2023年5月28日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/252852
引用元: ・スカート、パンプス…就活での「らしさ」なぜ強要するの?性別を押しつけないで3万3000人署名 [蚤の市★]
デブが多いけどw
それで判断されるから
靴擦れをおこさないように対処すればいいだけじゃん
極端なはなしランニングシューズだってパンプスだって不適切な使い方をしたら靴連れでもまめでもできるじゃん
それなのに「くつーが」にしてはなしをするのはおかしくない?
いや好きな格好で就活すれば良いやん?
当落は知らんけどwwwww
服装自由って言われてもスーツで来るだろ
自由かもしれないけど売ってないものをどう選べるんだ?
企業や採用担当がスニーカー類を「就活で履けそうな靴」として認識し直せばいいんやで
そういう話