GMOインターネットグループに対する不正アクセス問題で、同社の熊谷正寿社長は2日の会見で、ネット産業の老舗としてサイバーセキュリティーの向上に組織を挙げて取り組み、「お客さまの情報を守れと言い続けてきた」と涙ながらに語り、それにもかかわらず今回の事態を招いたことに痛恨の表情を浮かべた。そして「僕は命をかけて、この産業を多くの方の笑顔のツールにしてから死ぬつもりです」と語った。
また今回の不正アクセスにAI(人工知能)が悪用された可能性を念頭に「犯罪者が便利なツールを使い、みなさまの生活を、企業を社会を脅かしている」と強調。同社が攻撃者側から身代金支払いを要求されていることを踏まえ「彼らの最大の目的は金。それを助長しない。永久に(身代金を)支払わない」と言葉に力を込めた。
またサイバー環境における技術の進歩がAIの登場によって激変し、「日進月歩ならぬ『秒進分歩』」になったと独特の表現で説明。そのスピードに最初に合わせたのが犯罪者だとし、AIの悪用により「高校生、中学生でも攻撃者になれる」と述べた。
現状のサイバー犯罪について「戦争に例えると以前はピンポイント爆撃、今は絨毯(じゅうたん)爆撃。テロに例えるなら今は無差別殺人だ。社会はこれに対応しなければならない。人も企業もそして政府もこのスピードに合わせられなければ、犯罪者の汚染でインターネットが使えなくなってしまう」と危機感を強調した。
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COMMENTARY解説
「永久に(身代金を)支払わない」と熊谷正寿社長。
身代金を支払わない方針は、犯罪への助長を防ぐ狙いだという。
漏洩の範囲や原因は記事に明記されていない。
会見では不正アクセスにAIが悪用された可能性や、攻撃者から身代金を要求されている事実も明かされた。熊谷社長は戦争やテロに例えてサイバー犯罪の激化に危機感を示した。一方、漏洩した情報の範囲や原因、復旧の見通しは記事にない。今後、調査結果や当局の発表があれば被害の全容が分かるとみられる。
VOICESネットの声
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